ロウソク足で底値圏を探る
底値圏を示すロウソク足の、一般的な出現パターンをこちらで紹介します。
底値圏に株価が達すると一転して株価が上昇に転じる場合があります。
チャートパターンは、あくまでも参考程度にどうぞ。
長い下ヒゲ陽線
株価が安値圏のときに現れる「長い下ヒゲ陽線」は底値のシグナル。
安値圏で現れると反発の可能性が高い。
下ヒゲ陽線は始値から安値まで下落したものの、買い注文に押し返され始値より上昇したことを示すロウソク足です。
下ヒゲが長ければ長いほど、買いの圧力が高い証拠となり反発の力は高まります。
(バネみたいに反発するんです)
底値圏で現れれば、株価が安くなったことにより投資家の買いが集まった証拠でもあり、反発する可能性が高くなります。
参考までに
参考チャート図:サンワテクノス8137(Yahoo!ファイナンス)
三兵(3つの陽線)
株価が安値圏のときに現れる「三兵」(3つの陽線)は底値脱出のシグナル。
安値圏で現れると反発の可能性が高い。
安値圏でしばらく推移していた銘柄において、3つの陽線が出た場合はトレンドが変わって反発する可能性が高いです。
棒状の本体が長ければ長いほど、買い圧力が強く力強い反転となり、安値圏で推移していた銘柄が見直されて買いが集まった時などに現れます。
三兵に対して、窓を空けて上昇する陽線が3つ並んだ状態を「三空」といいます。
こちらの場合は買い圧力が強すぎる分、上昇は短期間で終わってしまう場合が多いです。
陽線のはらみ線
株価が安値圏のときに現れる「陽線のはらみ線」は株価上昇のシグナル。
安値圏で現れると株価上昇の可能性が高い。
はらみ線は、妊娠した女性が子供をはらむという言葉があるように、前日のロウソク足の胴体に翌日のロウソク足が包まれている状態を言います。
前日の陰線に安値と終値の間で株価が動いているということは、買い方と売り方のバランスが保たれていることになります。前日までが安値圏であったらならば、そのバランスが崩れた際に上昇へのエネルギーと反発する可能性があります。
陽線のはらみ線のあとにさらに陽線がくるとさらに顕著な株価上昇へのシグナルとなります。
明けの明星
株価が前日より下放れした後のコマ出現「明けの明星」は底値のシグナル。
安値圏で現れると株価上昇の可能性が高い。
安値圏にてコマ(胴体が短くヒゲが長い状態)が現れると、株価上昇の可能性が出てきます。
コマの次に陽線が現れるとそれはさらに顕著になります。
コマが出るということは安値圏で続いてきた「売り」の圧力が「買い」の圧力に戻されてきた状態であるので株価は上昇に転じやすくなります。
安値圏(暗い低迷時代)にコマ(上昇のシグナル)という希望が出てくることから明けの明星と呼ばれています。
参考までに
参考チャート図:auカブコム証券(Yahoo!ファイナンス)
陽線のつつみ線
株価が安値圏のときに現れる「陽線のつつみ線」は株価上昇のシグナル。
安値圏で現れると株価上昇の可能性が高い。
安値圏にて前日(期間)の陰線の胴体をすっぽりと覆う陽線が出ることをつつみ線といいます。
前日よりも安い株価で始まったものの大きく株価が上昇して前日の終値よりも高い株価で終了するとこのようなロウソク足のかたちとなります。
特にダラダラと下げてきた銘柄でこのようなかたちになると買いの圧力が突然強くなったかたちとなりますので、トレンド変換をして株価が上昇していく可能性があがるというわけです。
三ツ星
株価が安値圏のときに現れる「三ツ星」は底値のシグナル。
安値圏で現れると反発の可能性が高い。
三ツ星とは、小陽線や小陰線などの胴体の短いロウソク足が3つ連続で現れている状態を表します。
この三ツ星は下げが続いた後で現れることが多いシグナルです。
下落相場が続いているため、3つ星が現れてからすぐ買うよりは念のため少し様子を見て反転を確認してから購入した方が無難です。
三空叩き込み
三空叩き込みは売られすぎを表す底値のシグナル。
窓を空けての下落が続くと反発の可能性が高い。
三空叩き込みとは、陰線が4本続けて並びさらに窓を空けている状態を表します。
下方修正などの悪材料により、売りが殺到したときなどにこのような状態となります。
売りが続くことにより信用買いや短期投資の資金、利益確定売りなども整理されますので、その後上昇へと反発する可能性も高くなります。
このようなサインが出た際はどういった情報で下げているのかを見極める必要があります。
三手大陰線
下落相場での三手大陰線は売りが一巡したことを表す底値のシグナル。
下落相場で大陰線が続くと反発の可能性が高い。
三手大陰線とは、下落相場に大陰線が3本続けて並んでいる状態を表します。
穏やかな下落相場であったものが急に大陰線がつくことにより、その後の売り圧力が一気に高まります。
大陰線が並んでいる間に信用買いや短期投資の資金、利益確定売りなども整理されますので、その後上昇へと反発する可能性も高くなります。 このようなサインが出た際はどういった情報で下げているのかを見極める必要があります。
ご紹介したチャートはあくまでも統計上の値動きです。
参考程度にして投資は自己責任で行ってください。
相場は投資心理や相場環境も働くのでいつも同じ株価の動きをするとは限りません。
シグナルに関するカタチ良いチャートがありましたらお問い合わせにて、教えて頂ければ幸いです。
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