株主優待を取るか、譲渡益を取るか

「株主優待目当てで購入した銘柄の、株価が上がっている」

  • この際、売ってしまおうかなぁ・・・
  • 予定通り、保有して株主優待をもらおうかなぁ・・・

と、お悩みの方も少なくないかと思います。

これが悩ましいところであり、また 株式投資の楽しみの一つでもあります。

カブスルの具体例

カブスルが保有している「コシダカ」。
カラオケ店舗「まねきねこ」で利用できる株主優待券を目的に購入していました。

8月末が権利確定日ですが、その8月末に向けて、株価が伸びていました。2014.8.8時点

コシダカの株価
by マネックス証券の1年チャート

コシダカの権利付き最終日は「8/26(火)」。

この権利付き最終日に保有していると株主権利が確定します。
つまり、「配当金」や「株主優待」を得られる権利が確定します。

株主優待がある銘柄は権利確定月に上がりやすい

株主優待を頂ける月(権利確定月)の銘柄は、上昇しやすくなっています。
なぜなら、株主優待目当てで購入する方が増えるため

私の保有株であるコシダカも権利確定月である8月に株価が上がってきていました。

このままずっと株価が上昇してくれればよいですが、株主優待目的の方は権利付き最終日が過ぎると お目当ての株主優待が得られるので、その後 売る傾向があります。

売ったことにより投資資金がまたできるので、次の株主優待銘柄を購入するわけです。
つまり、株主優待で人気がある銘柄は権利確定日以降、株価が下がっていく場合があります。

株主優待を取るのか?譲渡益をとるのか?

私がコシダカを購入したのは1月16日。株価は3,100円でした。
現在の株価は4,060円になっています。2014.8.8時点

つまり、含み益で約10万円相当あります。

一方、コシダカの株主優待は「5,000円相当」の施設利用券です。

株価が50円下がれば、5,000円(50円×100株)を失います。
これまでの値動きを見ると、50円以上下がりそうな気はします(  ̄∇ ̄)アハハ・・・

また、株主優待で10万円相当の価値を得るには、10万円÷5,000円 = 20回

優待を20回もらって、今の含み益と同じ価値になります。(長い)

この時点での悩み事

先ほど、述べたとおり 株主優待が魅力的な銘柄は、権利付き最終日に向けて株価が上がっていく傾向があります。この時点では、権利付き最終日まで、まだ2週間強あります。

考えうる選択肢としては、

  1. さらなる上昇を見込み、権利付き最終日ギリギリで売る
  2. 確実な利益を得るために、すぐに売る
  3. 保有して株主優待を得た上で、売る

と、いったことが考えられます。

最初にも述べたように、これが株式投資の悩ましいところであり、また 株式投資の楽しみの一つでもあります (  ̄∇ ̄)

結局、どうしたのか。

結局、すぐに「売却」して10万円近い利益を得ました (  ̄∇ ̄)

私にとって、株式投資で大切なことは「利益を出すこと」です。
そう、株主優待をもらうことではないんです(ヾノ・∀・`)

まねきねこの株主優待は諦める?

まねきねこの株主優待

まねきねこの株主優待を何故手に入れたかったのかというと、カラオケ好きな身内にプレゼントする為でした。

今回は、株主優待を頂かずに売却してしまいましたが、代わりに「Yahoo!オークション」で「まねきねこの株主優待」を3,000円で手に入れ、そちらをプレゼントしました。

株主優待はオークションで売られていることも多いんです。
しかも安く手に入ることも多いのでおすすめです。


結果的にこれで、コシダカの、

株価が上がる
  • 売買による「譲渡益(売却益)」
  • 目的の「株主優待」

どちらもGETできました (  ̄∇ ̄)


株主優待をとるのか、譲渡益をとるのか

個人的には、株価が買値よりかなり上がっている場合は「売却」して「利益を確定する」事をおすすめします。

なぜなら、株主優待は本来「おまけ」みたいなもの。
株主優待を得たが、株価が下がって結局は損をしたという話もよく聞きます。

「購入時の株価」と「現在の株価」、「株主優待の価値」と「直近の株価の上昇度合い」を総合的に判断して、株主優待を取るか、売買の譲渡益を取るのかを判断されるとよいと思います。

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