優待キングの桐谷さんに学ぶ株主優待
みなさん、株主優待のみで生活をしている元プロ棋士の「桐谷 広人(きりたに ひろと)」さんはご存じでしょうか?
googleの画像検索結果より
2013年に札幌市で行われたマネックス証券のセミナーにて、スペシャルトークとして桐谷さんが講演されていました。お話の中で参考になった部分があるので紹介します。
目次
桐谷さんとはどういう人物?
桐谷さんの簡単なプロフィールは日本将棋連盟にて写真付きで紹介されています。
桐谷 広人(きりたに ひろと) 七段日本将棋連盟
桐谷さんは「月曜から夜更かし」という、マツコ・デラックスと関ジャニの村上君がトークを行っている番組に登場して一躍有名となった人物です。
とにかく株主優待を使いまくるのが信条で、休日に株主優待が利用できる店を、自転車で猛ダッシュをしてハシゴしている姿が印象的です。
しゃべり方にも特徴があり、セミナー会場でも桐谷さんの爆笑トークが炸裂していました。
どこまで株主優待品を使いまくるのは徹底している?
さて、テレビではランニング姿などでおなじみですが、セミナーではスーツ姿で登場しました。
身に着けているメガネも株主優待で購入しており、「半額になる優待券」を利用し、残りの半分は「株主優待のギフト券」で支払ったそうです。つまり現金は0円。
※スーツは「タカQ」、Yシャツは「銀座山形屋」。さらにネクタイピンや靴下も株主優待品でした。
まさに全身 株主優待品で「優待キング」と呼ばれるのにふさわしい格好でした(笑)
株主優待券だけを入れる財布も所持しており、期限順に奇麗に収納しているそうです。
自転車で回れる範囲で活動しており、外食もすべて株主優待で食べているそうです。
毎朝、8:30に起きて株主優待品の「キーコーヒー」を飲みのが日課だとか。
映画の鑑賞券等もたくさんあり、1日に映画を3~4本見ていた時期もあったようです。
株式投資はいつから始めている?
投資歴が29年とおっしゃっていたので、1984年ごろから始められているようです。
ちなみにその頃はバブル景気で、株も買っておけば「とにかく上がる状態」にあり、1億円程儲かったようです。
プロ棋士を辞めた2007年ごろから「ディトレーダー」に憧れ、「信用取引」も行っていましたが、2007年のサブプライムローン、2008年のリーマンショックの煽りも受け、多大な損失を被り資産の4/5を失ったそうです。
※ちなみに、信用取引は利益も損失も大きく出しており2012年12月にキッパリとやめたようです。
株主優待はどれくらい持っている?
600社の株を保有しており、そのうち400社が株主優待を行っている企業のようです。
※ちなみに株主優待を行っている企業が約1,050社ですので、優待企業の約57%を保有しています。
元プロ棋士で記憶力があり、保有銘柄すべての株価の推移等を記憶されているようです。
運用資産はどのくらい?また、配当金などの収入は?
1億数千万円を運用しているようです。年間の「インカムゲイン」は、
- 配当金が約200万円
- 株主優待品が約600万円
合計 約800万円が年間のインカムゲインのようです。
ちなみに投資額が3,000万円くらいあれば、株主優待品だけで生活できるだろうとのお考えでした。 ない・・ない!! ヽ(*゚Д゚)ノガォー
参考までに
2018年1月に出演した日経モーニングプラスによると 保有株式は800社。
運用資産は3億円に膨れ上がったようです。
また、購入の基準は「優待+配当の利回りが4%」とし、業績は一切見ていないそうです。(業績を見ると買う気をなくすことがある為)
買いのタイミングは年初来安値をつけた時や、権利落ち日のように株価が下がった時だそうです。
株主優待での失敗は?
株主優待品なら何でも買いまくった時期があり、その頃は「お米」ばかり届いたそうです。
一人暮らしで食べきれず、身内等に送ったりしたせいで余計な送料等がかかったようです。
それ以降は どの株主優待をもらうか厳選しているんだとか。
株主優待に関する桐谷さんの信条と参考になる部分
お待たせしました。
ここからは桐谷さんのお話の中で参考になるなぁと感じた部分です。
- 1. 「配当金」+「優待品」=「投資利回り」で 株を選ぶ
- 2. 優待や配当があれば、株価が下がっても耐えられる
- 3. お金はそのままにしていも利益を生まない
1. 「配当金」+「優待品」=「投資利回り」で 株を選ぶ
2013年10月号の「ダイヤモンドZai」でも桐谷さんが特集され、その手法が紹介されていましたが、投資利回りの良い銘柄を購入されているようです。
内容はセミナーでは紹介されていませんでしたが、ダイヤモンドZaiの特集によると、
「配当利回り4%以上、PBR0.6倍以下、PER15倍以下」
の投資に対する利回りが良い銘柄です。
投資利回りの良い銘柄は、桐谷さんの経験上、株価が急落しづらいそうです。
2. 優待や配当があれば、株価が下がっても耐えられる
これは・・精神的なお話でしたが、「今まで●●円分の配当金や優待金をもらったから大丈夫」と株価が下がっても、耐えられるそうです。
桐谷さんいわく、「株主優待ファンは損切りをしない」そうです。
ちなみに、配当金や株主優待品がない「ガンホー」については株価が下がったら優待品もなく耐えられないので、最初から投資対象外だそうです。
損切りをするか?否か?に関しては、賛否両論あります。
ちなみに、私は余裕資金が少ないので損切り派です。
3. お金はそのままにしていも利益を生まない
お金はほったらかしにしても、利益を生まないし、銀行に1億数千万預けても利子が年間で数万円程度にしかならないので、積極的に投資を行っているようです。
私も同感です。お金は眠らせていてもしょうがありません。
リスクを避けつつも積極的に投資活動を行い資産を増やそうとしています。
以上、マネックス証券のセミナーのスペシャルトークで講演された桐谷さんのお話でした。
桐谷さんのお話から感じたのは、儲かった時代も損失を出した時代も経験され、良くも悪くも「株式投資(株主優待)を楽しんでいる」ということでした。
株主優待を通じてお友達もできたそうです。
今回、桐谷さんのお話も含めてマネックス証券のセミナーは大変 参考になりました。
みなさんも、セミナーが地元で開催されるようでしたらぜひ、参加してください。
参考までに
桐谷さんはブログ等をやっていないようです。
株主優待品を使い切ることだけでとっても忙しいようです (  ̄∇ ̄)
また、桐谷さんの「LINEスタンプ」が販売されているようですよ。面白い!
実は、カブスルでも株式投資のLINEスタンプを出しています。興味がありましたらよろしくお願い致します。
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