ディトレにハマる危険な主婦たち

最近の株ブームに伴い、「ディトレ」をはじめている主婦がとても増えているそうです。

2006年当時の話です。2015年現在では、あまり主婦にデイトレードを薦めている書籍や雑誌等も見なくなってきましたが、ご参考にどうぞ。

自宅でちょっとした時間にできるお小遣い稼ぎとして始める方も多いそうです。
「ディトレで○○万円稼ごう!」などという書籍なども目立つようになってきました。

ディトレを行う主婦

その中には、まだ小さい子供がいながらディトレにハマっている主婦たちも・・。

つい最近、テレビで恐ろしいディトレをしている主婦を特集していました。
詳細は忘れてしまいましたので大体の例です。


*A銘柄 300円 500株 買い

その後、

*A銘柄 301円 500株 指値売り注文

の指示を出し、その後、子供の相手をしていて取引をほったらかしにしている という・・・とても恐ろしい光景を見ました。

なにが問題かおわかりでしょうか?

たった500円の利益を得るために、1円上がったところで売る注文を出し、下落時の売却注文をまったくしていない取引をしていたんです。

1.目を離しているうちに下落、暴落したら?

ディトレは取引を常に監視して臨機応変に対応していくのが鉄則です。

仮に、取引がうまく成立して売却になった場合、
(301円-300円)×500株= + 500円 の利益

仮に、株価が10円下がってしまっていたら・・・
(290円-300円)×500株= - 5千円 の損失

損失時のことを考えずに注文をすると大きな損を出してしまいます。

「ほったらかし」にしたいのであれば、「ツイン指値」(指値+逆指値)や「リバース注文」が利用できて「利益確定と損切り」の両方を注文できる証券会社で取引するべきです。

たとえばマネックス証券で利用できる「ツイン指値」で注文をすれば、「利益確定」か「損切り」のどちらかで自動売却してくれますので、ほったらかしにもできます。
もっとも、ディトレでほったらかしはおすすめできませんが・・。

2.ディトレの戦術「1円抜き」を利用する場面ではない

1円抜きとは・・・株価が1円上がったところですぐに売りに出す戦術。

ディトレの基本は「1円抜きだ!」という文句をよく目にしますが、
あれは・・資金があればあるほど、有利な投資戦術です。

・先ほどの主婦の場合・・・1円抜きを500株で行うと利益は500円

・ある投資家の場合・・・1円抜きを50,000株で行うと利益は5万円

・資産投資家の場合・・・1円抜きを5,000,000株で行うと利益は500万円

先ほどの主婦の場合、利益は500円でも売買に関する手数料を支払うと、手元に残る利益はごくごくわずかです。

先ほどの主婦は、大損する仕組みになっている

これまでの話をまとめると、

  • 子育てなどをしている忙しい主婦が
  • 1円上がったところで売るという利益確定の注文だけをして
  • 取引画面から目を離す

な~んて、取引を行うのは損失を出す危険性がとっても高いということです。
先ほどのTVに出ていた主婦もトータルで大損をしていました。

忙しい主婦にディトレは向かない!

個人的には、子育て等を行っている主婦にディトレは向かないと思います。

ディトレはそれこそ、株価に注意を払っていないといけませんが・・・小さいお子さんがいるご家庭だとお子さんから目が離せないものです。

また、株価に一喜一憂するあまり 心にも余裕がなくなります。

忙しい主婦の方には中長期投資がおすすめ ♪

忙しい主婦の方には、数か月~数年程度 株を保有する中長期投資がおすすめです。
主婦に人気がある代表的な投資として「株主優待 目当ての投資」があります。

株主優待株は「商品券」や「自社製品」など もらえるものを選ぶ楽しさもありますし、それらが手元に届く楽しみもあります。

また、株価の流れに一喜一憂することもなくなりますので、ココロに余裕を持って投資を行う事もできると個人的には思います (  ̄∇ ̄)

参考までに

株主優待につきましては、主婦目線で私よりも詳しく紹介している妻のサイトがありますので こちらも参考にしてください。優待検索もできますよ (  ̄∇ ̄)

上へ戻る

カブスル限定のお得な口座開設タイアップ企画を行っています。

PR