バランスよく利益を出そう
すべての銘柄で利益を出すのはとても難しい!
株式投資では、すべての銘柄で利益を出す必要はありません。
たまに、株式投資で全勝(すべての銘柄で利益を出す)ことを目指している人を見かけますが、それを達成するのは至難のワザです。
目標はトータルで利益をだすこと
株式投資をやっている人の目標はコレにつきるかと思います。
資産を運用して増やすこと。
当たり前のことを言いますが、プラスの利益額がマイナスの損失額より大きければ資産は増えていきます。
- A銘柄で、2万円の損失。
- B銘柄で、3万円の利益。
1万円の利益により、資産は増えている。
例え、損失を出した銘柄数が多くても、損益通算でトータルで利益がでればOK!
- 10銘柄で、合計10万円の損失。
- 1つの銘柄で、20万円の利益。
10万円の利益により、資産は増えている。
大損するとトータルでマイナスになりやすい
このページで言いたかったことは、コレです。
多くの銘柄で利益がでていても、1銘柄で大損すればトータルで資産がマイナスになりやすい!
- 10銘柄で、合計10万円の利益。
- 1つの銘柄で、20万円の損失。
20万円の損失により、資産が減っている。
大損は損切りの判断が遅くなることにより、起きやすいです。
また人間の心理的に、利益は小さく損失は大きくなりがちなので、大損しないように取引を気を付けていきましょう!(損失バイアス)
すべての銘柄で利益を出そうと思うと損切りがしづらくなる
もちろんカブスルも、すべての銘柄で「利益を出そう!」と思って株を購入しています。
誰も「これは損失を出して、あちらで利益を出そう!」なんて購入の仕方はしていません(苦笑)
全ての銘柄で利益を出そうとすると、含み損の銘柄を抱える状況になりやすくなります。
(含み損から含み益になるまで株価の回復を待つため)
含み損を抱えてしまうと資金が凍結され、投資力が落ちてしまいます。
買いたい銘柄があっても資金が足りなくて買えない‥といった投資機会を失う状況に陥りやすくも…
損切りは「損失の確定」であり、損という現実を認めるという精神的にきつい作業ですが、
損失(失敗)を認めて、次に利益を出す努力をした方が、新たに投資する銘柄を選考できるので、個人的におすすめです。
(蛇足)目標の本質を考える
古い内容ですが、当時のブログを転載しています。
2006年6月、いよいよサッカーのドイツワールドカップが始まります。
4カ国が1つのグループでリーグ戦を行い、決勝リーグへ進出するためには他国より多い「勝ち点」が必要になります。
理想は「全勝」ですが、たとえ1敗しても残りで2勝を挙げれば「勝ち点」は他国より有利となり決勝リーグへ進出できる可能性が高くなります。
サッカーを知らない方には、分かりづらい例えですが、要は・・・
「何を目指しているのか?」が大事ってことです。
サッカーでいえば「決勝リーグへ進出する」こと、株式投資でいえば「利益を出す」こと。
サッカーは全勝することが目標の本質ではないですし、株式投資でいえば全部の銘柄で利益を出すことが、目標の本質ではないということが 何となくお分かり頂けるんではないかと思います。
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