大損の法則
損切りのタイミングを逃すと大損する!
短期投資であれ、長期投資であれ、
デイトレードであれ、バリュー投資であれ、
大損のキーワードは「売りのタイミングを逃している」ことです。
含み損が出ている際の心理状態
保有している株式に損失が出ていると、心理状態が悪化します。
人間の心理として「損を確定させるのは嫌だ」というのがあります。
含み損は 思わず見て見ぬフリをしたくなるものですが、そうすると どんどん損失額が膨らんでいくリスクがあります。
ワンポイント
損失の状況による心理状態です。
- 第一段階 : 持ち株が下落
心理状態:「反発を待つ」- また、株価が上がってくるだろう。
- また、株価が上がってくるだろう。
- 第二段階 : さらに下落
心理状態:「売りづらくなって塩漬けを覚悟」- あれ…思ったより株価が下がったなぁ。
- 損失が大きいから売るのを我慢しよう。
- 見なかったことにしよう…(塩漬け)
- 第三段階 : さらにさらに下落
心理状態:「狼狽売りして大損」- これ以上の含み損は精神的に無理だ…。
- 早く損切りすれば良かった…。
- 他に買いたい株式があるのに資金がない…
タイミングを逃すとさらに売りづらくなる!
持ち株がさらに下落する第二段階になると、損切りへの決心が鈍ります。
そこから更に持ち続けて下落すると、購入していることを忘れようとします(涙)
ところが最終的には、精神的にキツくなって売却し「大損」してしまいます。
例としてキヤノンの株価チャートをマネックス証券で見てみましょう。
- 4,300円で購入。
- その後、大きく株価を下げ4,000円まで下落しました。(第一の損切りポイント)
- 反発を待っていましたが、さらに下落し3,500円になりました。(第二の損切りポイント)
- さらにさらに下落し3,200円になりました…。(大損)
「2」の段階で売るのは少し難しいですが、「3」の段階になると株価が下落基調になっているので、見切りをつけ(諦めて)売った方が良かったです。
含み損が膨らめば膨らむほど、損切りの処分をしづらくなります。
見切りは早めに行おう!
長期保有予定でない銘柄は、第一段階の反発が期待できなくなった時点で、思い切って損切りしてしまうのが、大損を抑えるコツとなります。
売却したあとに、上がってしまうことを考えるのは無駄ですのでやめましょう。
ちょっとした反発を期待して、とんでもない大損になるパターンは結構ありますので気を付けましょう~。
もちろん、私も何度も経験があります( ノД`)
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