キリのよい株価は売買しづらい。注文価格をすこしズラそう

いつも売買板を見て思うのですが、

キリのよい株価に、注文が殺到してることって多くないですか?

(例)売り注文

  • 1,103円   3,600株
  • 1,100円  12,000株
  • 1,099円   1,600株

これは買い注文でも同じことが言えます。

日本人はキリがよいのを好む

日本人はキリがよいのを好みます。(外国人の方は知りませんが)
キリがよいとスッキリするんですよね。

たとえば家電店で、

最新デジタルカメラ発売!

価格は32,486円です!

な~んて言われても、何かスッキリしませんよね?

それよりは、

最新デジタルカメラ発売!

価格は32,500円です!

と、下の桁を揃えた方が、若干高くてもスッキリします。

おそらく この心理があるので株式投資では、スッキリした株価に、売買注文が多くなっていることが多いんです。

株で大事なのは売買を成立させること

株の売買においてキリのよい株価で売買することは、大事ではありません。

株取引で大事なのは、 「買えること」 と「売れること」です。

キリのよい株価に注文が多い場合は、その株価よりも、一段下げて売る(一段上げて買う)と取引が成立しやすくなりますよ。

(例)売り注文

  • 1,103円  3,600株
  • 1,100円 12,000株 ← ここの価格で売り注文しない
  • 1,099円  1,600株 ← 一段下げて売り注文をする
ソディック(6143)を売却

実際にカブスルがソディック(6143)を売却した例です。

キリの良い700円とその1円下の769円には、5,000株以上の売り注文が。

2円下の768円はガラガラ。
800株の売り注文がでていますが、このうち600株がカブスルの売り注文です。つまり、768円には元々200株の売り注文しかでていません。

当日中に600株はすべて売却。

指値の価格をほんの少しズラすだけで、買い注文も売り注文も成立しやすくなります。


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