仕手株とは?
仕込んだ銘柄を注目させる
次に行う行動としては、
対象銘柄をわざと市場から目立たせる行為を行います
目立たせる方法の一つとして「出来高の急増」が挙げられます。
- A証券で買いを出し、
- B証券で売りを出す
というような取引を、同じ集団(仕手筋)が違う証券で売買を行います。
目的は出来高(取引の頻繁さ)を膨らませるためです。 もちろん、A証券とB証券の口座名義は別の名義となっています。 (おなじだと名義だと相場操縦の疑いで調べられるため)
仕手集団の目的は「売買高」を増やすことですから、一見手数料の無駄に見える自己取引も後々に利益を得るための布石になっています。
ポイントは売買高を増やすときは価格をあまり上げないことです。 (自分の買いコストが上がるから)
市場で仕手株が注目されはじめる
この時点になると売買高が急増するので市場で目立ち気が付く人が出始めます。
株式投資の専門紙などで、売買高急増ランキングなどに載ったりすることもありますが、これは市場で目立たせたい仕手筋のまさに思惑通りなのです。
場合によっては、株を集めるときに、株券を証券会社の口座より入れたり、引き出したりと仕手筋の口座間同士で移動させます。これは一種の株券ロンダリングであり、株券の所在を解りにくくする手法です。
ただし2009年の株券の電子化が完全実施されると、株券そのものが廃止になります。 よって仕手筋は、2009年度以降は上記のロンダリングの方法は使えなくなります。
売買高を増やす手法は何も買うだけではありません。
「仕手株に狙われやすい銘柄」で説明した信用取引が出来る銘柄だった場合には、仕手対象銘柄をわざと空売りにして売ることもあります。
実際はつなぎ売りに過ぎないのですが、事情を知らない一般投資家は空売りが増えたことで踏み上げ相場期待の取り組み妙味が出てきたように錯覚します。
これも一種の仕手筋による見せ餌だとは気付かずに・・・。
また、大量の公募増資があると取り組み妙味が出たように見えることがあります。
これは公募の株価が現在時価の時価より安く手に入れられる場合ですが、 投資家が同じ株を持っている場合、その株を信用売り(つなぎ売り)に出すからです。
公募の価格に時価がちかづくという特性を活かして、公募価格<時価の場合、時価が下落をはじめます。 よって時価にて信用売り(つなぎ売り)を行っておき、公募価格による新株が手に入ったら現渡しという決 済をとり信用売りの返済を行います。
これは単なるアービトラージ(さや取り)なので短期間での投資となり、あっという間に取り組み妙味は消滅します。気をつけましょう。
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