ネット銀行の仕組みと安全性は?

初めての方はネット銀行の仕組みが良く分かりませんよね?

カブスルも初めて利用する際は「?」が頭の中でいっぱいでした。

店舗がないので窓口で担当者と相談ができません。
ホームページを見て自分で理解し、分からない点はお問い合わせなどから質問をするのでハードルが高く感じられると思います。

こちらでは、少しでもそのハードルを下げられるよう説明します。

入出金はどうするの?

ATM

ネット銀行はインターネット上に存在する銀行です。
つまり、一般銀行のように建物がありません。

どこでお金を入出金するのか 疑問に思うと思いますが、

「コンビニ」「郵便局」「一般銀行」のATMを利用し、お金の入出金を行ないます。

ネット銀行からATMで入出金ができるキャッシュカードが発行されます。

そのカードを利用してATMから入出金を行います。

  • いつでもコンビニや郵便局のATMで入出金が可能。
  • 給与日など銀行のATMは混んでいてもコンビニATMは空いている。
  • 入出金の手数料が条件により無料。(各ネット銀行による)

振込みはどうやって行なうの?

振込みは パソコンやスマートフォンを使って自宅で行なえます。

ネット銀行にログイン後、振込みを選択するだけです。
もう、銀行のATMや窓口で順番を待つ必要もありません!

24時間いつでも振込み予約ができ、その手数料は無料~275円と一般銀行よりもお得です。

利用状況により振込手数料が無料になるネット銀行もあり節約になります。

相手先の銀行名・支店名・口座番号・振込み額などを入力すれば手続きは終了です。
きちんと振込みできたかどうかの確認も取引内容を見て確認できます。

ワンポイント

その他にもネット銀行で利用できる便利な振込サービスです。

  • 振込先の登録
    • 何度も利用する振込先を登録すれば、金額を入力するだけで振込み可能。
    • 入力間違いの心配もなし。
  • 自動振り込みに対応
    • 毎月、決まった家賃を自動で振込み。
    • 毎月の仕送りを自動で行う。

振込み手数料が安い!

ネット銀行の魅力の一つに「振込み手数料が安い」というのが挙げられます。

  • 同行宛:無料
  • 他行宛:無料 ~ 275円

各ネット銀行の条件などによります。

振込み手数料は一般銀行等に比べて格段に安くなります。
さらに、上記で紹介したようにATMや窓口に並ぶ必要もありません。

下記で詳しく紹介しますが、ネット銀行は店舗を持たず、それによる人員配置や設備が不要なため、余計な経費がかからず その分を顧客サービスに回せるんです。

ネット銀行と一般銀行の預金金利の比較

ネット銀行の優れたサービス内容の中に、

「預金金利が一般銀行より高い」

といった特徴があります。

2019年10月の金利による比較

一般銀行よりネット銀行の金利は高いです。

2019.10.2時点
金融機関 普通預金金利 定期預金金利
(1年)
PayPay銀行 0.01%~0.015% 0.02%
住信SBIネット銀行 0.001%~0.01% ※1 0.2%
楽天銀行 0.02%~0.1% ※2 0.03%
みずほ銀行 0.001% 0.01%
ゆうちょ銀行 0.001% 0.01%
  • ※1 SBIハイブリッド預金の利用などで変動。
  • ※2 マネーブリッジを利用している場合の優遇金利。

参考までに

2005年当時は金利に差がかなりありました。

徐々にネット銀行が増え 金利が下がったため、一昔前ほどは差がなくなりました。

2005年当時
金融機関 普通預金金利 定期預金金利 定期預金金利(3年)
ネット銀行
PayPay銀行
0.2% 0.21~
0.7%
0.21~
0.7%
ネット銀行
楽天銀行
0.2% 0.6% 0.8%
一般銀行 0.001% 0.03% 0.07%
郵便局 0.005% 0.03% 0.06%

なぜ、ネット銀行はメリットが多い?

ネット銀行が一般的な銀行より手数料などが安く、金利が優遇されているのには理由があります。

それは・・・ネット銀行が一般銀行に比べて、

ワンポイント

  • 人件費が抑えられる
    • 窓口受付などの社員・パートが必要ない。
  • 設備投資費が発生しない
    • 店舗の地代が発生しない。
    • 金庫やATMなどの設備が必要ない。
銀行員

つまり、支店を構えることに生じる経費が浮いた分を 私たち 顧客へのサービスとして活用しているのです。

細かく言えば、整理券の発行ですら店舗運営の経費となります。
ネット銀行はネット上の取引ですから余分な経費がまったくかからないのです。


次は最も心配なネット銀行の安全についてご説明します。

ネット銀行の安全性

大切なお金を預ける以上 ネット銀行の安全性は、とても気になるところですよね?

ネット銀行の安全性も一般銀行と基本的な仕組みは一緒です。
さらに、ネットならではの便利で安心なサービスもあります。

預金に対して国の保証はある?

「預金に対して国の保証はありますか?」

繰り返しになりますが、ネット銀行も普通の銀行と一緒です。
預金については国の預金保険によって守られています。

預金保険

普通預金・定期預金合計で元金1,000万円までとその利息を保護

つまり、万が一ネット銀行が潰れたとしても1,000万円までの預金が守られます

この預金保険は都市銀行などの一般銀行と同様です。

ネット銀行の統廃合はあっても潰れることは考えづらいですが、一般銀行と同様に保護されています。

取引の安全性は?

ネット銀行へのログインにはIDとパスワードが必要となります。

パスワードは英数字を組み合わせた8桁以上からなります。

一般銀行の数字4桁に比べると優っていますが、パスワードは他人に推測されない英数字の組み合わせにしてください。(ニックネーム、誕生日などは×)

また、大切なお取引(出金・振込み)の際にはパスワードに加え、本人にしか分らない暗証番号(認証番号)の確認が更に必要となります。

PayPay銀行

二要素認証の代表的かつ最高レベル技術のトークン。
本人だけが知りえる6桁の番号を入力します。

ボタンを押すたびにパスワードが自動更新されます。
トークンを持っている本人以外、パスワードは分かりません。
カード型のトークン

住信SBIネット銀行

認証番号カードに記載されている認証番号表にて取引。
認証番号表

スマートフォンを利用したスマート認証アプリもあり。

楽天銀行 認証強化機能により、ワンタイム認証やIP制限サービスの利用が可能。

ネット銀行では、お金の出金に関わる事項には2重のセキュリティが働いていることになります。

セキュリティ対策は?

ネット銀行はお金を扱っているという性質上、セキュリティ対策には万全を期しています。

SSL技術 SSL技術とは通信時における情報漏洩を防ぐセキュリティです。
パソコンの場合、ネットワーク上を流れるお客さまの個人情報は、暗号化技術としては事実上の世界標準である128bitSSL(Secure SocketsLayer)により暗号化しております。
アドレスバー表示は [https:~]httpの後に「s」がついているのがSSL対応ページです。
タイムアウト ログアウトを忘れた場合の備えとして、ログイン後、一定時間やり取りが発生しない場合は自動的にログアウトし、第3者による不正使用を防止します
暗号化 暗号化とはインターネットで情報を安全に送受信するために、伝送データをスクランブル化する方式です。万一データが第三者に渡っても、そのデータは意味不明の符号であり、解読できません。

また、郵便局のATMやインターネットの口座管理から引き出しや振込み、預け入れなどの取引を行うと「こういった取引がありました」というメールが随時送られてきます。

私は携帯電話に転送していますが、万が一身に覚えのない取引をされてもスグに気づくというのも安全性が高いと言えると思います。

ここまでの説明で少はネット銀行のことがお分かり頂けたでしょうか?

お分かり頂けたなら実際にネット銀行を開設してみましょう。

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