米国株を買える証券会社を比較
米国株は、どの証券会社でも取引できるわけではありません。
こちらで、米国株を取引可能なネット証券会社を手数料やサービスの面で比較します。
個人的な感想ですが、米国株の取引ならマネックス証券が一歩リードかな。
目次
米国株を取引手数料で比較!
ネット証券会社の米国株の手数料の比較(税込)です。※2024.9.3時点
証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料 |
---|---|---|
マネックス証券 | 約定金額の0.495% 0米ドル~22米ドル |
買付時:0銭※1 売却時:25銭※1 |
楽天証券 | 25銭 | |
auカブコム証券 | 20銭 | |
SBI証券 | 約定金額の0.495% 0米ドル~33米ドル ※2 |
25銭 |
DMM株 | 外貨決済時:ドルベース約定金額 × 0.495%(税込) 0米ドル~22米ドル ※3 円貨決済時:取引手数料×適用為替レート (買付時はTTS、売却時はTTBが適用為替レート) |
25銭 |
moomoo証券 | 約定代金×0.132%(税込) 0米ドル~22米ドル |
なし |
※1 為替手数料は定期的に見直されています。(2024.9.3時点)
※2 1,000株を超えた分は、1株毎に2.2セント追加
※3 最低手数料:0ドル(約定金額2.22ドル以下)、上限手数料:22ドル(約定金額4,444.45ドル)
売却時は、どの証券会社も取引手数料に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が別途かかります。
米国株の注文方法で比較!有効期間も重要
ネット証券会社の米国株の注文方法の比較です。※2022.8.8時点
証券会社 |
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | auカブコム証券 | DMM株 |
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逆指値注文 | |||||
その他の注文方法 | ツイン指値 |
なし | なし | トレーリングストップ |
IFDONE注文 |
最大注文有効期間 | 90日間 | 90営業日 | 90日間 | 30日間 | 30日間 |
注文受付時間 | 24時間 | 夏:22:30~翌5時 冬:23:30~翌6時 |
夏:16:00~翌5時※ 冬:16:00~翌6時※ |
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時間外取引 | |||||
定期買付 |
※DMM株は土曜日の注文受付時間は翌3:00までです。
注文方法は、マネックス証券が圧倒的に優れています。
注文の種類が多く、有効期間が長く、立会時間外にも取引できます。
特に、損切り設定ができる逆指値注文はリスク管理において必須の注文方法です。
時間外取引では、指値注文のみ有効となります。時間外取引は流動性が少なく買い注文と売り注文に価格差ができ、思わぬ価格で取引されるのを防ぐためだそうです。
マネックス証券は時間外取引が可能
マネックス証券は、立会時間に加えて「プレ・マーケット」、「アフター・マーケット」でも取引することが可能です。
マネックス証券ホームページより
取引発表後に決算が発表されますが、時間外取引なら決算発表後でも取引が可能です。
「米国株の時間外取引ができる」という理由だけで、マネックス証券に口座開設される方が増えるほど、他社より優位な点です。
日本株でいえば、PTS(私設取引)のような利用方法ができます。
2020年11月16日の取引時間終了後、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)がS&P500銘柄に採用されることが決まりました。
この発表を受けて、アフター・マーケット(時間外取引)で株価が急騰。
マネックス証券であれば、テスラの売買が可能でした。
マネックス証券HPより
補足ですが、マネックス証券の時間外取引の注文は「+(プラス)」がついた期間(Day+,GTC+,GTD+)を選択して下さい。
- GTC
注文が約定するか、キャンセルするまで有効。(最大90日間) - GTD
注文が約定するか、指定した日付まで有効。(最大90日間)
「+」が付くと「立会時間」に加えて「プレ・マーケット」「アフター・マーケット」も有効な注文になります。(指値注文のみ)
米国株のサービスで比較!マネックス証券が充実!
ネット証券会社の米国株のサービスの比較です。※2022.8.8時点
米国株の取扱数は各社競い合い、主たるものはほぼ全ての証券会社でカバーしています。
証券会社 |
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | auカブコム証券 | DMM株 |
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銘柄数 2022.2.2時点 |
4934本 | 4989本 | 5030本 | - | 1414本 |
レポート | |||||
定期買付 | |||||
貸株 | |||||
夜間サポート | |||||
信用取引 | 2022年中に開始 |
||||
特定口座の有無 確定申告 |
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マネックス証券の銘柄スカウターが秀逸
マネックス証券が一歩も二歩も米国株サービスでリードしていると思う理由が、米国版の銘柄スカウターを利用できること!
銘柄スカウターを利用すれば、企業の業績の推移や財務内容、配当金の推移など、ありとあらゆる指標の推移を確認できます!
外国株の情報は入手しづらいですが、銘柄スカウターがあれば、決算内容は丸裸です!
(例)Amazonの通期業績推移
(例)Amazonのキャッシュフロー推移
銘柄スカウターについては、日本株版を詳しく紹介していますので、そちらの記事も参考にしてください。ほとんど使い方や見方は一緒です。
米国版の銘柄スカウターは、マネックス証券の外国株口座を開設していれば無料で利用できます。
レポート内容による比較
米国株のレポートは各社、次の通りです。(2020.10.13時点)
マネックス証券 |
|
SBI証券 |
|
楽天証券 |
|
一部のレポートはログイン後に読むことができます。
各証券会社の口座開設および、外国株口座の開設は無料です。
定期買付
マネックス証券とSBI証券は 毎月、好きな日に好きな米国株や米国ETFを自動買付できます。
米国株は1株から買えるので、1株ずつ積み立てていくことも可能です。
貸株
貸株とは、保有している株を証券会社に貸し出すことで、金利を受け取れるサービスです。
SBI証券は米国株や米国ETFの貸株を行っています。
夜間サポート
マネックス証券のコールセンターは、22時~翌7時まで対応しています。
(米国の夏時間の期間は、21時~翌6時まで)
コールセンターですから、電話による問い合わせが可能です。
特定口座/確定申告
口座開設時に特定口座を選択しておけば、同証券会社内において国内株式等と損益通算が自動的に行われます。(節税)
また、源泉徴収ありを選択しておけば、確定申告の必要もありません!
異なる証券会社同士で国内株式や米国株の損益通算を行う際には確定申告が必要になります。
注意!
米国株の注目度アップにより、ほとんど聞いたことのない、外資系の証券会社を勧めているブログがあります。
特定口座に対応しておらず、手数料くらいしかメリットがありませんのでご注意を。
外国株口座開設から取引までの流れ
外国株の口座開設から、米国株を取引するまでの流れです。
「証券総合取引口座」とは国内株式投資等を行う通常の口座です。
どこの証券会社でも「証券総合取引口座」を開設する必要があります。
口座開設をしていない場合
- 証券総合取引口座を開設
- 外国株取引口座の開設 (数営業日)
- 証券総合取引口座の日本円を米ドルに交換し、外国株取引口座に資金を用意
証券総合取引口座の口座を開設をしている場合
- 外国株取引口座の開設
- 証券総合取引口座の日本円を米ドルに交換し、外国株取引口座に資金を用意
以上、現状では米国株の取引はマネックス証券一択で良い気がします。
それもそのはず。
マネックス証券は他社よりいち早く、米国株の取引サービスにチカラをいれていました。
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