其の2:PBR (株価純資産倍率) ってなぁに?
PBRとは、割安株の目安であり会社が解散した際の企業価値が分かる
割安度を図る
指標の一つ
PBRは単独の数字だけでは企業の割安度は図りづらく、其の1で説明したPERと組み合わせて使うことにより、より銘柄の割安の度合いを図ることが出来ます。
PER :10倍以下 / PBR : 1倍以下
など2つの指標を組み合わせて割安銘柄を探すのに用いられます。
スクリーニング(条件による銘柄抽出)によって使われるのが主です。
深い数値の意味は下記でご説明いたします。
その他にも、過去のPBRの推移と比較して底値圏を探す指標としても用いられます。
PERが他のライバルとの割安度の比較をするのに便利なのに対し、PBRは過去の同企業のPBRと比較して現在の水準が割安であるかどうかを判断するのにも役立ちます。
一般的にはPBRが1倍に近づけば近づくほど底値に近づきます。
これは解散価値に株価が近づいているためで、これ以上下がる危険性が減るために、底値と判断することができます。
PBRの本来のご説明
PBRが1倍に近づけば近づく程、会社の解散した際の企業価値と同等になる。
どういうことかと言うと、会社が解散することになり事業をやめる場合、会社が借金を返済し、なお財産が会社に残る場合があります。
その「残った財産を会社に投資した投資家たちで財産を分けよう!」という権利が株主にはあるんです。
PBRの計算式とは、「株価÷BPS(1株あたりの純資産)=PBR(純資産倍率)」で求められ、
株価と純資産が一致することでPBR=1倍となります。
つまり、投資した金額と解散したときにもらえる金額が一緒の時は、PBRは1倍となり、
| 純資産よりも 株価が高い |
PBRの倍率は1倍以上と高くなり、 会社が解散した場合のもらえる金額は投資した金額より減る *通常はPBRは1倍以上である |
|---|---|
| 純資産よりも 株価が安い |
PBRの倍率は1倍以下と低くなり、 会社が解散した場合のもらえる金額は投資した金額より増える *1倍以下は「割安」か「倒産危機」のどちらか |
つまり、PBRの倍率が低ければ低い程「割安の目安になる」と言えます。
株価は投資家の評価により決まる
さて、企業が解散したときに投資した金額よりも多くもらえることがあるの?と思っている方も多いと思いますが、これは株式投資の世界にはありえることなんです。
どういうことかというと実際の企業の株価(評価)よりも市場がつけている企業の株価(評価)が低かった場合に起こります。ただ、余りにもPBRの数値が低いときには「倒産」の危険性も考え、その企業を調べるようにしましょう。
ただし、PBRの計算式に含まれている「純資産」には、土地や有価証券、はたまたブランド名といったものが含まれていませんので、本当の意味での純資産と呼ぶには難しいようです。
ちょっと例は違いますが、話題のライブドアのニッポン放送買収問題。
これはニッポン放送をまるまる買収して買い上げても、ニッポン放送が保有する各社の株券や純資産を売ることにより、買い上げた以上の利益が出るということで、ライブドアの堀江社長が買収を手がけて話題となりました。
しかもニッポン放送が持つフジテレビへの支配権まで握れるとあって、非常に買収に魅力があったんだと思います。
極端にいえば、1,000億で株券を買いあげてもその企業の資産が1,200億円で売れるようであれば、まるまる200億円分は得するということです。こういった企業のPBRは倍率が低い場合が多いです。
PBRが低い銘柄は買収のターゲットにされやすいので、企業は買収されないように自社株買いや配当金など株価を上げる対策を打つことが多いようです。
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