ストップ高、ストップ安の上限価格は?制限値幅と更新値幅表一覧
1日にうちに株価が極端に上がりすぎる、もしくは下がりすぎるのを抑えるために、株価に応じて一日の株価の上限・下限を設けています。(制限値幅)
- ストップ高は、制限値幅の上限まで株価が上昇すること。
- ストップ安は、制限値幅の下限まで株価が下落すること。
制限値幅とは、1日の中で株価が上下する精一杯の値段のことです。
制限値幅(ストップ高、ストップ安) 一覧
制限値幅は「前営業日の終値」が基準となります。
制限値幅を下記に書きますが、暗記をする必要はありません。
必要に応じて表を見て、売買の参考にしてください。
- 制限値幅は、ストップ高の上限価格とストップ安の下限価格です。
- 更新値幅は、変動する株価の値幅。更新時間は3分です。
価格 | 制限値幅 | 更新値幅 |
---|---|---|
~100円未満 | 30円 | 5円 |
100円以上~ 200円未満 |
50円 | 5円 |
200円以上~ 500円未満 |
80円 | 8円 |
500円以上~ 700円未満 |
100円 | 10円 |
700円以上~ 1,000円未満 |
150円 | 15円 |
1,000円以上~ 1,500円未満 |
300円 | 30円 |
1,500円以上~ 2,000円未満 |
400円 | 40円 |
2,000円以上~ 3,000円未満 |
500円 | 50円 |
3,000円以上~ 5,000円未満 |
700円 | 70円 |
5,000円以上~ 7,000円未満 |
1,000円 | 100円 |
7,000円以上~ 10,000円未満 |
1,500円 | 150円 |
1万円以上~ 1万5千円未満 |
3,000円 | 300円 |
1万5千円以上~ 2万円未満 |
4,000円 | 400円 |
2万円以上~ 3万円未満 |
5,000円 | 500円 |
株価が3万円以上の株は少ないので、折りたたんでいます。
(クリックで展開)株価が3万円以上の制限値幅表
価格 | 制限値幅 | 更新値幅 |
---|---|---|
3万円以上~ 5万円未満 |
7,000円 | 700円 |
5万円以上~ 7万円未満 |
1万円 | 1,000円 |
7万円以上~ 10万円未満 |
1万5千円 | 1,500円 |
10万円以上~ 15万円未満 |
3万円 | 3,000円 |
15万円以上~ 20万円未満 |
4万円 | 4,000円 |
20万円以上~ 30万円未満 |
5万円 | 5,000円 |
30万円以上~ 50万円未満 |
7万円 | 7,000円 |
50万円以上~ 70万円未満 |
10万円 | 1万円 |
70万円以上~ 100万円未満 |
15万円 | 1万5千円 |
100万円以上~ 150万円未満 |
30万円 | 3万円 |
150万円以上~ 200万円未満 |
40万円 | 4万円 |
例として、株価が1,200円の場合、制限値幅は300円です。
ストップ高は+300円の1,500円、ストップ安は-300円の900円になります。
2営業日連続のストップ高(安)で制限値幅が4倍に拡大
2営業日連続のストップ高(安)で、制限値幅が4倍に拡大されます。
- 2営業日連続で、ザラ場中の出来高がゼロ。
- 2営業日連続で、比例配分がない。
2020年8月3日より、拡大幅がこれまでの2倍から4倍に拡大されました。
売買の早期成立を目的として、見直されました。
制限値幅の拡大は、どちらか片方の値幅のみ4倍に拡大されます。
- ストップ高が、2営業日連続で続く。
翌営業日から、上限の値幅のみ4倍に拡大。 - ストップ安が、2営業日連続で続く。
翌営業日から、下限の値幅のみ4倍に拡大。
なお、制限の解除は値幅が4倍に拡大された後に、ストップ高(安)にならずに売買が成立すると、翌営業日から拡大が解除され、通常の制限値幅に戻ります。
ストップ高で注文は比例配分へ。早いもの勝ちや抽選に
その日に売買が成立せず「ストップ配分」となった場合、東京証券取引所などの「取引所配分ルール」に則り、証券会社毎に株数の割り当てが行われます。
各証券会社に割当が行われ、その後、価格優先や抽選、数量優先など、それぞれの比例配分ルールに沿って投資家に株を割り当てます。
証券会社 | 優先ルール (1番目) |
優先ルール (2番目) |
---|---|---|
マネックス証券 | 価格優先(発注方法) | 発注時間 |
SBI証券 | 価格優先(発注方法) | 発注時間 |
岡三オンライン | 価格優先(発注方法) | 発注時間 |
DMM.com証券 | 価格優先(発注方法) | 発注時間 |
松井証券 | 価格優先(発注方法) | 発注数量 |
auカブコム証券 | 抽選 | |
SBIネオトレード証券 | 発注時間順 | |
GMOクリック証券 | 申込数優先 |
多くの証券会社では、価格優先(発注方法)が優先順位一番目に設定されています。
よって、指値注文より成行注文の方が約定の優先度が高くなります。
【優先度高】 成行・寄成 → 引成 → 不成 → 指値・寄指 → 引指 【優先度低】
同じ成行注文だった場合、次の優先度ルールが高い人から(注文時間が早いなど)割当されます。
ストップ高の購入はauカブコム証券がおすすめ
auカブコム証券は、ストップ高の比例配分ルールに「抽選」を採用しています。
ストップ高に気づいてから参加しても、割当チャンスがあるのが魅力です。
先日、カブスルはTOB発表の報道を受けてから、auカブコム証券で注文。
早いもの勝ちなら買えませんでしたが、auカブコム証券は抽選なので無事、約定しました!
- NTTドコモのTOBが発表される。株価はストップ高へ。
- 抽選頼みで、auカブコムで買い注文。
- 比例配分で100株約定。
- TOB価格(3,900円)に近づいたので売却。
TOB価格は3,900円なので、6.6万円の利益になりました。
TOBは初動で買えれば利益になる可能性が高いです。
発注時間順でおくれをとっても、抽選でGETできる可能性があるのがauカブコム証券です。
カブスル限定のお得な口座開設タイアップ企画を行っています。