企業が行う株式分割の目的とは?
前項では株式分割を行っても私たちが保有する株の資産は全く変わらないといったことをご説明しました。
こちらでは企業が目的とする株式の流動性を高めるとどういったメリットがあるのか?をご説明します。
流動性とは「株式」の「市場」における「売買」を「スムーズ」にすることです
流動性を高めるためには2つの仕組みが必要
この株式分割の目的である2つの仕組みについてご説明させて頂きます。
1.発行済み株式数を増やし取引をスムーズにさせる
株は「買いたい人」と「売りたい人」のある意味、需要と供給により成り立っています。
市場で扱われている株数が多ければ多いほど「買い」や「売り」が市場で成立しやすくなるんです。
極端な例えですが、発行済み株式数10株の株を100人が買いたいと思うとなかなか大変ですが、発行済み株式数10000株の株を100人が買いたいと思うのは10株に比べると大変ではありませんよね?
もちろん10株しかないと最高でも株主は最高でも10人しかいませんが、1000株あると株主は最高で1000人にもなりますので株主を増やすことも出来るんです。
株主が増えることによっても、市場で行われる売買がとても成立しやすくなります。
2.株価を下げて購入しやすい価格にする
株式分割すると、株数は割合に応じて増えるが、株価は割合に応じて安くなるということを前項で説明しました。
みなさんこういった経験ありませんか?
あの銘柄欲しいけど・・・高くて買えないや・・・( ノД`)
この問題を解決し、私みたいな庶民でも購入しやすい価格にして株式の流動性を高めるために株式分割が行われます。
極端な例をまた挙げると1株の株価200万円の株があるとします。
なかなか一般的な個人投資家だと手を出しづらい価格なので欲しいと思っても「買い」を控えてしまいます。
ところが、この銘柄が株式の10分割を発表して買いやすい1株20万円の株になったとしたら・・・
この銘柄を欲しいと思っていた私は当然買いますし、買いやすい価格になったことで他にも購入する個人投資家が増えるでしょう。
株価が買いやすい価格になり、買う人が増えることにより、株式の流動性は高まります。
上記、「1」「2」の両方の条件を満たして市場への流動性を高めやすいのが株式分割となるわけです。
流動性が高まることにより、「売りたいけど売れない!」といった流動性リスクも減ります。
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