インサイダー取引とは?

Q:質問

村上ファンドで騒がれてるインサイダー取引とは?

A:回答

インサイダー取引

「株価に影響のありそうなニュース・出来事」 を 「世間に発表する前」に、「会社の内部者情報を得る立場にあるもの」が、その特別な立場を利用して情報を入手し、その銘柄の株を「情報公開前に売買」して「他者より有利に取引を行う」ことです。


会社関係者(会社の内部者情報を得る立場にあるもの)とは・・

  • 1. 上場会社等の役員、社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイト等
  • 2. 総株主の議決権の3%以上に当る株式を有する者。
  • 3. 当該上場会社等に対する法令に基づく権限を有する者。
  • 4. 顧問弁護士や監査契約のある公認会計士等。
  • 5. 証券会社・銀行・保険会社等の金融取引に係るもの、当該上場会社の契約先。
  • 6. 上記1~5に属し、その地位を退いてから1年以内の者。
  • 7. 上記1~6の会社関係者から、未公表の重要事実の伝達を受けた者。

インサイダー取引証券取引法違反に該当し、証券取引取法 第166条によりインサイダー取引を行ったものは「3年以下の懲役・若しくは300万円以下の罰金」に罰せられます。

罰金はたった300万円?と思われるかもしれませんが、インサイダー取引で得た利益もすべて没収されます。

ちなみに課徴金の計算方法(金融商品取引法)は下記のとおり。

(重要事実が公表された後2週間における最も高い価格)×(買付株数)-
(買付価格)×(買付株数)

インサイダーにより得た利益はすべて没収される上、上記の追徴金をとられます。

※村上ファンドの証券取引法違反では、懲役2年、執行猶予3年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円とした東京高裁判決が確定しました。

インサイダー取引は「事前に情報を入手している者」と「情報を知らない者」で不公平が生じますので、証券市場の公平性を保つために規制されているんです。

インサイダーのたとえ話

たとえば身近な例であげると・・・

農家で働くおくさまA: 「来週から凶作で米の値段が3倍にあがるみたいですよ」

それを聞いたおくさまB:「じゃあ、今週中にたくさん買っておかなきゃ」

かかし

この時点で、おくさまBは情報を聞いていない一般の人よりも有利な状況にあり、まだ値上がりを始めていない米を安い今週中に買い占めることができます。


その後・・こんなこともアリです。

それを聞いたおくさまB:「そうだ!お米を2倍の価格でオークションで売ろうっと」

そして、おくさまBは大量に仕入れた米を2倍の価格で売り多額の利益を得ました。

メデタシ、メデタシ・・・。

・・
・・・・
・・・・・・とはならないのはお分かり頂けますでしょうか?

一部のズルいは許さない

Bの奥さまにとってはメデタシですが、一般の人から見ればBの奥さまだけ「得」をしていてなおかつ、事前の情報により得た「お米が値上がりする」というのを知っていたため、大量に仕入れたお米を他者に売却し、利益まで得ています。

「Bの奥さまだけズルいなぁ」・・・と感じる方も現れるでしょう。

では、世間に対してニュースなどで「来週からお米の価格が3倍になります」と発表したらどうでしょうか?こちらはみなが同じ情報を同じ時期に入手しますので公平性があります。

株式投資市場でもこの一部の者の「ズルい」をタブーとしており投資家の公平性を保つためにインサイダー取引を禁止しているんです。

知人に上場企業に勤める「会社関係者」の方がいる場合、株価に影響を及ぼすような情報を得て売買をしても、インサイダー取引に該当しますので注意しましょう。

情報をどこからか入手して、「これってインサイダー取引に該当するかな?」と疑問を持った場合には、取引をする前に証券会社等に相談をしてください。

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こちらの記事は、株式投資歴15年の運営者が執筆しています。
元手20万円、投資実績は2018年末で+1220万2,237円。初心者にも分かりやすい記事を心がけています。

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