上場していない大企業にはワケがあるんですか?
Q:質問
上場していない大企業にはワケがあるんですか?
A:回答
上場を果たすには「上場審査」がありますが、大手企業だとラクラクとその審査をクリアできるだけの会社規模があります。
では、なぜ、大手企業の中にも上場をしない「非上場企業」があるかと言えば、各企業にて事情(ワケ)がそれぞれあるようです。
上場をしていない大手企業
まずは、上場をしていない大手企業の紹介です。(2014.11 時点)

- アイリスオーヤマ家電メーカー
- 朝日新聞社大手新聞社
- エースコックカップ麺でおなじみ
- 月桂冠日本酒でおなじみ
- 佐川急便大手配送業者
⇒ 上場しました!(佐川急便のIPO) - サントリー 飲料水でおなじみ
- ジェイティービー旅行の「JTB」
- 小学館本・書籍
- 大創産業カタカナ読みで「ダイソー」
- 竹中工務店大手ゼネコン
- ヤンマー農作業機械と言えば
- ユーハイム神戸市のお菓子店
- YKKファスナーでおなじみ
- ロッテお口の恋人
日本では上場をしない大手企業として「サントリー 」がよく紹介されている気がします。
参考までに、世界的に見れば「ロレックス」「レゴ(LEGO)」「アルマーニ」「IKEA(イケア)」なども非上場企業です。
大手企業が上場をしない理由(ワケ)
上場を行うと、会社の運営資金を調達しやすいというメリット等がありますが、逆に上場をすることによるデメリットも出てきます。
- 敵対的買収をされるリスクがある
- 株主から経営方針への意見(口出し)をされる
- 決算の説明資料、有価証券報告書等の提出など事務作業の増加
- 株主への配当金や株主優待の発送などの処理業務
上記のデメリットを避けるため、敢えて 上場をしないんです。
経営哲学により、上場をしない
経営者の経営哲学で上場をしない場合もあります。
株式を上場をすると、誰でも株を購入できることになり、株主は企業や個人などになります。
一方、上場をしない場合、株主を「経営者」や「従業員」、「その家族」など会社に直接関わっている人達だけに限定することが可能です。
社員等に株主を限定することにより、株主の結びつきを高める狙いがあります。
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