ステムセル研究所のIPO情報
2021/6/25(金)に上場する、ステムセル研究所のIPO情報です。
さい帯血の分離・保管を行う細胞バンク事業。
IPO「ステムセル研究所」の上場日
上場日 | 2021/6/25(金) | 証券コード | 7096 |
---|---|---|---|
市場 | 東証マザーズ | 業種 | サービス業 |
公式サイト |
ステムセル研究所のブックビルディング期間
ブックビルディング期間になると、幹事証券からIPOに申し込めます。
市場注目度 |
B(やや高い) 銘柄により参加がおすすめ |
||
---|---|---|---|
ブックビルディング期間 | 2021/6/9 (水) ~ 6/15 (火) |
||
仮条件 |
2,540円~2,800円 (抽選資金:25.4万円 ~ 28万円) |
||
当選口数 | 8,308口 | ||
公募株数 | 256,200株 | 売出株数 | 574,600株 |
抽選資金が不足している方は、IPOの抽選資金が不要の証券会社があります。
また、IPOの申込や当選確認は姉妹サイト「庶民のIPO」の便利なシステムをご利用ください。
- IPO管理帳 / IPO管理帳ログイン版
IPOの申込み、当選確認を手軽に。 - IPOのメール通知システム
IPOの申込開始時にメールが届く。
ステムセル研究所の公開価格と初値
公開価格 | 2,800円 | 初値 | 4,830円 |
---|---|---|---|
騰落率 | 72.50% | 倍率 | 1.73倍 |
初値売りでの損益 | 203,000円(4,830円 - 2,800円)× 100株 |
※NISA口座利用による非課税額は41,239円になります。
ステムセル研究所の初値予想と予想利益
★仮条件 決定後の予想仮条件 |
2,540円 ~ 2,800円 ※抽選資金:25.4万円 ~ 28万円 |
---|---|
初値予想 | 3,050円 ~ 3,780円※6/9 修正 |
予想損益 | 2.5万円~9.8万円 |
★仮条件 決定前の予想
想定価格 |
2,540円あたり ※抽選資金:25.4万円あたり |
---|---|
初値予想 | 2,500円 ~ 3,050円 |
IPO「ステムセル研究所」の主な幹事証券
ステムセル研究所の主な幹事証券です。
ステムセル研究所の決算情報
単独 財務情報 (単位/千円)
決算期 | 2020年3月 | 2019年3月 | 2018年3月 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,676,456 | 1,149,857 | 861,531 |
経常利益 | 382,533 | 216,252 | 111,203 |
当期利益 | 277,485 | 142,835 | 69,548 |
純資産 | 1,259,838 | 982,352 | 839,517 |
配当金※ | ― | ― | ― |
EPS※ | 57.01 | 29.35 | 10,002.60 |
BPS※ | 120,741.70 | 120,741.70 | 120,741.70 |
IPO参加のポイント
ステムセル研究所は、民間さい帯血バンクとして1999年に設立され、再生医療を目的に「さい帯血」の分離・保管を行う「細胞バンク事業」を行っている企業です。
さい帯血は、お母さんと赤ちゃんをつないでいる、へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液です。
さい帯血には血液を造る「造血幹細胞」や、神経・軟骨・心筋細胞等さまざまな細胞に分化したり、各組織の修復に関与する「間葉系幹細胞」が含まれており、再生医療・細胞治療として、臨床研究が進められています。
親会社は東証一部に上場している日本トリム(6788)。
ステムセル研究所が行っている民間さい帯血バンクは、「本人や家族」が、将来何らかの治療(主に脳性麻痺や自閉症等への再生医療)に使うことができるようになる可能性を想定し、「有償」で さい帯血の保管を行っています。
ステムセル研究所は2020年4月9日に上場予定だったもののコロナショックで上場中止となりました。
前回のIPO中止時より、想定価格を25%もアップしています。強気設定ですね。
今回 | 前回 (2020/4/9) |
|
---|---|---|
吸収金額 | 24.2億円 (26%アップ↑) |
19.2億円 |
公募株数 | 256,200株 | 256,200株 |
売出株数 | 574,600株 | 573,100株 |
OA数 | 124,600株 | 124,300株 |
想定価格 | 2,540円あたり (25.7%アップ↑) |
2,020円あたり |
参考までに
6.9追記。アルツハイマー病の治療薬として、アメリカの製薬会社と日本のエーザイが共同で開発した新薬が承認されました。
こちらの報道によりバイオ系のIPOの注目度の高まりが予想されます。
仮条件も上ブレしたことから、評価を「B」に変更し初値予想と予想利益を変更しました。
初値予想:3,050円 ~ 3,780円、予想利益:2.5万円~9.8万円。
評価は下記を考慮して、公募割れのリスクがややある「C」に設定しました。
- 【6.9追記】アルツハイマー病の治療薬が承認され、バイオ系IPOの注目度の高まりが予想される。
- 【6.7追記】仮条件が10.2%も上振れして決定。機関投資家に人気あり
- 社会定義が高い事業内容。
- オファリングレシオが18.6%とやや低い。
- 市場からの吸収金額が26.7億円とやや大きい。
- 同日に2社が上場。
- 6月のIPOラッシュによる投資家の資金枯渇。選別される可能性あり。
- 市場で敬遠される親子上場。
- 将来「さい帯血」が治療に使用できることが前提の事業内容。
- 株式市場がやや不安定。(調整あるかも)
6.7追記。仮条件が想定発行価格(2,540円)より10.2%の上振れ決定(2,540円 ~ 2,800円)したので、初値予想を2,850円 ~ 3,500円に修正しました。予想利益は5,000円~7万円です。
ステムセル研究所はIPO再承認組ですが、2020年のIPO中止時の想定価格 2,020円より38.6%も価格がアップしています。
カブスルは評価を低めにしていますが、機関投資家の評価は高そうです。
目論見書の想定仮条件は2,540円。初値予想は2,500円 ~ 3,050円としました。
予想利益は-4,000円~5.1万円で、市況によっては公募割れのリスクがあるIPOになります。
正直、理解するには難しい事業内容で、さい帯血の治療効果が確認されない際のリスクは高そうです。
カブスルは短期売買目的で、公募割れリスクを考慮しつつ、IPOに参加します。
ワンポイント
主幹事は大手証券でありながら、抽選資金が不要の野村證券です。
当選数も多く用意されており、ブックビルディング時に抽選資金がいりません。
当選してから入金するという、有り難いシステムです。
ほかに、平等抽選で平等に当選チャンスがあるSMBC日興証券や、落選してもIPOチャレンジポイントがもらえるSBI証券でも参加しておきたいです。
追加の委託幹事としてSBIネオトレード証券が決まりました。
抽選時に資金が必要ない証券会社です。
カブスル限定のタイアップ企画を行っていますので、口座開設を行っていない方はお得なこの機会に是非どうぞ(  ̄∇ ̄)
IPOに便利なシステムを提供「庶民のIPO」
IPOの情報に特化している姉妹サイト「庶民のIPO」では、便利なIPOスケジュール管理帳やメール通知システムを、無料でご利用できます。
IPO初心者も上級者も参考になる情報やデータが豊富です。
IPOの当選確率を上げるコツなど
IPOに当選するコツや当選しやすい証券会社なども紹介しています。
ご意見箱(投書/返答不可)
ご意見は今後のサイト運営の参考にさせて頂きます。
返答の必要なご質問はお問い合わせよりご連絡をお願い致します。
証券会社と現金6千円がもらえる口座開設タイアップ企画を行っています。