IPO参加の注意点

人気があるIPO。

IPOにも注意点がありますので、こちらでご紹介します。

IPO銘柄はどれでも上がるわけではない

IPOはディスカウントされた価格で設定されるため、上場後に上がりやすい傾向にありますが、全てのIPOが上場後に上昇するわけではありません。

では、どの銘柄が下落(公募割れ)しそうか?というと、簡単に言えば人気のないIPOです。

人気のないIPO

  • 人気がない業種。
  • 業績が悪い。
  • 将来性が見通せない。
  • IPOの調達金額が大きく、需給的に上昇しづらい。
  • 売出しが多い。

人気のないIPOの公開価格は、仮条件の下限で決まる場合が多いです。

下限の株価で決まっている場合は、当選したとしても初値が公開価格を下回る可能性も高いので、当選を見送った方がよい場合もあります。

カブスルでは、IPOの参加判断として期待度により「S」「A」「B」「C」「D」の、五段階で評価しています。

IPOの評価

IPOの抽選資金が必要なタイミング

IPOの抽選資金が必要になるタイミングは、証券会社により異なります。

マネックス証券の場合は、ブックビルディングに参加する時点で抽選資金が拘束されます。拘束された資金は抽選が終わるまで、投資や出金などに利用できません。

SBI証券の場合は、 ブックビルディングに参加する時点では抽選資金は必要ありません。抽選日に申告分の買付余力が必要になります。

なお、抽選日に申告分の買付余力が口座にない場合、「抽選対象外」として抽選されません。
また、この場合はIPOチャレンジポイントも付与されません。

各証券会社のIPO資金拘束のタイミングは下記を参考にしてください。

ブックビルディングに参加する時点で資金が拘束されるマネックス証券は、A銘柄で申し込むとA銘柄分の資金が拘束され、B銘柄を申し込むとB銘柄分の資金が拘束されます。

12月のIPOのように抽選が続くと抽選資金的にも厳しくなってきます。

SBI証券の場合、A銘柄で申し込んでもB銘柄で申し込んでも資金は拘束されません。(買付余力だけ抽選時に確認される)

資金が拘束されるのは、抽選に当選し、その銘柄を購入したときだけとなります。

IPOとPOは別モノです

私の身内が過去に間違えて購入しました。

  • IPO・・・これから上場をする株
  • PO ・・・すでに上場している会社の株

POはすでに上場している上場企業が増資を行ったり、保有している株の売却を一般投資家向けに行います。新規の株主が増えることにより流動性は高まります。

この際、現在の株価よりも数パーセント、ディスカウントされた株価で売却されます。
POに参加して株を購入したい場合、IPOと同様に抽選に参加して購入する必要があります。

POのメリットは、安く買える可能性があることと、取引手数料がかからない点にあります。
逆にデメリットは、株価がPOの購入株価よりも下がってしまえば、結果的に損です。

先ほど、身内がIPOと間違ってPOを購入したといいましたが、身内は損失を出したようです。

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