仮想通貨と株式投資の違いは?

Q:質問

仮想通貨と株式投資の違いは?どちらがおすすめですか?

A:回答

仮想通貨と株式投資はまったくの別物です。

制度や仕組みもそうですが、預け金の保証や税金の仕組みも違います。
個人的には株式投資の方がおすすめですが、両者の違いを比較します。

仮想通貨とは?

仮想通貨

仮想通貨とは、言葉の響きからなんとなく連想できそうですが、

「仮想」の「通貨」になります。

100円玉や1万円札のような銀行券・貨幣のように実物がありません
また、発行媒体もなく国による価値の保証もありません。

現在 ビットコインなどに代表される電子的な「暗号通貨」が仮想通貨の代表格として 流通しています。

現在、1,500種類のコインがあります。
2009年、最初に生まれた暗号通貨が「ビットコイン」になります。

ある日 一人のエンジニアがビットコインのコミュニティに冗談で「ピザ1枚とビットコイン 1万円分と交換しないか?」と持ち掛け、それが成立したことが始まりと言われています。

外国送金が安い

仮想通貨は、元々は世界中どこにでも瞬時に低コストで送金できる「画期的な決済通貨」として注目を集めていました。

2018年 現在では、そういった利便性から買われているのではなく、投機の対象として値上がり益を狙った購入が増えています。

仮想通貨の魅力とデメリット

仮想通貨の魅力としては「価値の高騰」が挙げられます。

株式のように1株利益などの指標がない(価値の根拠がない)ため、仮想通貨の相場は上昇に関しては青天井です。

半面、急騰した価値は急落もしやすので 投資した価値が大きく下がるというデメリットにも繋がります。

仮想通貨全体の市場規模長期予測は、今の5,000億ドルから10兆ドル(約1,126兆円)の規模(20倍)になると予想されています。※RBCキャピタルマーケッツのアナリスト談

仮想通貨と株式投資との違い

仮想通貨と株式投資を ごくごく簡単に比較すると、

  • 資産の運用性や安全性、節税で優れているのは「株式投資」。
  • レバレッジや取引時間など自由度が高いのが「仮想通貨」。

になります。詳しい違いは下記のとおり。

違いを比較

  • 投資(投機)の性質
    • 仮想通貨
      超ハイリスク・超ハイリターン(投機)
    • 株式投資
      ハイリスク・ハイリターン(投資&投機)
  • 発行媒体
    • 仮想通貨:ない
    • 株式投資:企業
  • 最低投資金額
  • 配当金
    • 仮想通貨:なし
    • 株式投資あり
  • 株主優待
    • 仮想通貨:なし
    • 株式投資あり
  • モノやサービスへの交換
    • 仮想通貨可能
    • 株式投資:不可
  • 取引の仲介
    • 仮想通貨:仮想通貨交換業者
    • 株式投資:証券取引所
  • 取引時間
    • 仮想通貨24時間
    • 株式投資:平日の9時~15時
  • 取引手法
  • 所得
    • 仮想通貨:雑所得
    • 株式投資譲渡所得
  • 課税方式住民税含む
    • 仮想通貨
      総合課税の累進課税(15%~55%)
    • 株式投資
      分離課税(一律20%)
  • レバレッジ
    • 仮想通貨最大25倍
    • 株式投資信用取引で3倍
  • 利用者保護
    • 仮想通貨
      分別管理が基本。
      ただし、倒産時は従業員の賃金や債権が優先。
      顧客の資産を守る信託保全が必須課題。
    • 株式投資
      預かり資産を分別管理した上で信託銀行に移管。
      証券会社の倒産時にも預かり資産は保全される。
      それでも支障が生じる場合は業界内の共同基金により1千万円を上限として保障。
  • 法律上の立場
    • 仮想通貨
      資金決済法で交換業者として登録。
      (みなし業者あり)
    • 株式投資
      金融商品取引法上の取引所免許が必要。
  • 確定申告の準備
    • 仮想通貨
      課税ポイントが多く、非常に手間がかかる。
    • 株式投資
      特定口座/源泉徴収ありの場合、基本的にしなくてよい。
項目 仮想通貨 株式投資
投資(投機)
の性質
超ハイリスク・超ハイリターン
(投機)
ハイリスク・ハイリターン
(投資&投機)
発行媒体 ない 企業
最低投資金額 数百円 数百円(単元未満株
配当金 なし あり
株主優待 なし あり
モノやサービス
への交換
可能 不可
取引の仲介 仮想通貨交換業者 証券取引所
取引時間 24時間 平日の9時~15時
取引手法 マーケットメイク方式
(仲介と自己勘定による注文)
オークション方式
(AさんとBさんの取引を仲介)
所得 雑所得 譲渡所得
課税方式
住民税含む
総合課税の累進課税
(15%~55%)
分離課税
(一律20%)
レバレッジ 最大25倍 信用取引で3倍
利用者保護 分別管理が基本。
ただし、倒産時は従業員の賃金や債権が優先。
顧客の資産を守る信託保全が必須課題。
預かり資産を分別管理した上で信託銀行に移管。
証券会社の倒産時にも預かり資産は保全される。
それでも支障が生じる場合は業界内の共同基金により1千万円を上限として保障。
法律上の立場 資金決済法で交換業者として登録。
(みなし業者あり)
金融商品取引法上の取引所免許が必要。
確定申告の準備 課税ポイントが多く、非常に手間がかかる。 特定口座/源泉徴収ありの場合、基本的にしなくてよい。

マーケットメイク方式とは?

仮想通貨の交換業者は「マーケットメイク方式」を採用しています。

  • 顧客が買い注文を出す
     ⇒ 交換業者が在庫を売却
  • 顧客が売り注文を出す
     ⇒ 交換業者が自己資金で買取り

この 自己資金での買取りと在庫の売却の 利ザヤが交換業者の大きな利益となります。

交換業者のマーケットメイク方式

一方、株式投資を行っている証券取引所は「オークション方式」を採用しています。
証券取引所の収益は取引成立時の手数料になります。

証券会社を通じて売買を行う

レバレッジとは?

「レバレッジ」とはザックリと説明すれば 交換業者にお金を借りることです。

「証拠金(保証金みたいなもの)」を交換業者に預け、「預けた証拠金の数倍~数十倍の金額」を運用することができる仕組みです。

自分の運用資産より大きな資金で運用できるため、利益額も大きくなりますが、損失額も大きくなるのが特徴です。

余談ですが、同じくレバレッジをかけられる「FX」も2010年までは最大で400倍ものレバレッジをかけられました。リターンもリスクもかなり大きく、個人投資家保護(投機家?)の観点から最大で25倍まで規制されました。

仮想通貨の課税の仕組み

仮想通貨は急激に取引量なども拡大しており、法整備や税金に関する情報が不十分な状況にあります。都度 見直されていくかと思いますので詳しくは税務署や国税庁に確認してください。2018.2.15時点

仮想通貨は「総合課税の累進課税」になり、株式投資やFXは「分離課税」となります。

仮想通貨の「総合課税の累進課税」は所得金額が大きいほど負担が大きくなり、住民税と合わせて15%~55%の税金が発生します。※住民税は一律10%。

株式投資は分離課税で一律20%で済むことを考えると、仮想通貨は税金面での負担が大きいです。

参考までに

株式投資では「譲渡益」や「配当金」に対して20%の税金が発生します。

「特定口座/源泉徴収あり」を利用の場合は 証券会社が代わりに税金分を徴収して納めます。

なお、仮想通貨も株式投資と同じく 年間で給与以外の所得が20万円以下の場合は確定申告が不要になります。

課税対象のタイミングが多い

また、仮想通貨は株式投資に比べて課税対象になるタイミングが多く、全取引の履歴を把握するのは意識して帳簿をつけておかないと難しいです。

ワンポイント

  • 売却をして利益を得た時。
    (譲渡益に課税)
  • 仮想通貨を利用して商品やサービスを購入した時。
    (取得額と時価の差額に課税)
  • 仮想通貨同士の交換時。
    (交換時に利益確定とみなされる)
  • 分裂した仮想通貨も課税対象に。
    (取得額0円として換金時に課税)

基本的には仮想通貨を利用した取引は日付や取引内容、金額、相場の時価などすべてメモしておいた方がよいと思います。金額が大きい場合は税理士にも相談された方がよいかもしれません。

株式投資の場合は証券会社が発行している取引履歴書を閲覧・印刷が可能です。

株式投資や他の金融商品と損益通算できる?

残念ながら仮想通貨は仮想通貨同士の損益通算はできるようですが、株式投資などの他の金融商品とは損益通算ができません。

つまり、仮想通貨で利益が出ていて、株式投資で損失が出ている場合に損益通算をして利益を圧縮して節税することができません。

確定申告をしないとどうなる?

仮想通貨はブロックチェーンという技術により支えられています。

ブロックチェーンの安全性に繋がっている仕組みとして、だれが いつ どのような取引 を行ったのかがすべて記録されている点にあります。

つまり、現金よりも仮想通貨の方が取引の流れは把握しやすいので、税務署も確定申告を行っていない人をカンタンに把握できます。

仮想通貨の確定申告は大変ですが、確定申告を行わないと重加算税(40%)などの罰則(附帯税)の対象となりますのでご注意を。

利益を確定していない場合は?

仮想通貨を購入し保有しているだけの場合、「利益が確定していない」ので確定申告を行う必要はありません。

あくまでも上記で紹介した課税ポイントで利益が確定し、年間20万円以上の利益が出ている場合に確定申告を行う必要が出てきます。

仮想通貨と株式投資はどちらがおすすめ?

個人的には仮想通貨と株式投資はまったく別物だと思っています。

長期間で資産を運用したいなら「株式投資」がおすすめですし、短期間で投機的にリスクを覚悟しながら超ハイリターンを狙いたいなら「仮想通貨」がおすすめです。

どちらも少額(数百円程度)から始めることは可能ですので、経験を積むためにどちらも行っても面白いかと思います。

ちなみに カブスルは株式投資を2004年から行っています。
仮想通貨も興味本位で少額から2018年より始めます。

どちから一方を勧めて…という話であれば資産運用の基本を学べる「株式投資」をおすすめします。

株式投資については、カブスルの「STEP1 株式投資の基礎/入門」をご覧ください。

(参考)どこで仮想通貨を始める?

仮想通貨を取引できる「仮想通貨交換業者」は みなし業者やそれ以外を含めてたくさんあります。

参考までに

参考までに 「みなし業者」とは、仮想通貨交換業の登録審査中のまま営業している業者のことです。

2017年4月以前の改正資金決済法が施工される前から運営していた業者は登録審査中でも事業を続けられることになっています。

2018年2月に仮想通貨交換業者大手で「みなし業者」である「コインチェック」がセキュリティの不備からネムというコインを流出させ、利用者はネムを返還してもらえないばかりか、現金の引き出しも一時制限されました。

上記のことも踏まえ、下記のポイントを抑えた「仮想通貨交換業者」でカブスルは始めます。

  • 金融庁に登録されている「仮想通貨交換業者」
  • 他の金融商品(株式やFX)などの取扱実績がある業者
  • 運用資産が少ないので手数料の負担が低いこと
  • 知名度が高く安全性が高いこと

2018年1月17日現在で金融庁に登録されている「仮想通貨交換業者」は17社。(PDF資料

その中で仮想通貨大手でセキュリティ対策に力を入れている「ビットフライヤー」と 株式やFXをグループ会社で行っており 手数料も安い「DMM ビットコイン」の二社で始めることにしました。

仮想通貨交換業者の比較

結構、長文で疲れたので私が取引を行う二社のみの比較です(笑)
※もし、お問い合わせ等で需要があれば他の交換業者との比較も後日載せます!

2018.2.16 比較
項目 ビットフライヤー DMM ビットコイン
登録日 2017年9月29日 2017年12月1日
仮想通貨の種類
  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • イーサリアムクラシック
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • モナコイン
  • リスク
  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • イーサクラシック
  • ライトコイン
  • ビットコインキャッシュ
  • ネム
  • リップル
入金手数料 クイック:324円(税込)
銀行振込:各行の定められた手数料
無料
出金手数料 三井住友銀行:216円~432円(税込)
それ以外:540円~756円
無料
現物の取引手数料 販売所:無料
取引所:0.01%~0.15%
無料
レバレッジ手数料 建玉ごとに0.04%/日
取引デバイス パソコン
スマートフォン
セキュリティ
  • コールドウォレットに保管
  • 2段階認証
  • 資産の分別管理
  • SSL暗号化通信
備考 利用しているFX経験者の知人曰く、「Lightning FX」をやりたいので選んだそうです。
また、APIで自動取引も可能。
株式もFXもグループ会社の「DMM.com証券」で取り扱い。
手数料体系も分かりやすい。

参考までに

ビットフライヤーには「販売所」と「取引所」があります。

  • 販売所
    • 手数料は無料。
    • 取引相手はビットフライヤー。
    • ビットフライヤーの提示する価格で売買。
  • 取引所
    • 手数料は0.01%~0.15%
    • 取引相手は他のユーザー。
    • 価格はお互いの需給により決定。指値注文も可能。

販売所は手数料が無料になりますが、ビットフライヤーの提示する価格になりますので、相場より高い価格で購入したり、相場より安い価格で売却することになる場合があります。

したがって、手数料だけで判断せず「取引所」の利用も考慮した方が得策です。

最近はタレントのローラさんのCMで「DMM ビットコイン」の認知度も上がってきました。

カブスルは各種手数料が安い「DMM ビットコイン」と大手の「ビットフライヤー」の二社で仮想通貨(暗号通貨)を始めます。

DMMビットコインの口座開設を行いました

DMMビットコインの口座開設を行いました。

▼ 公式サイトはこちら

DMM ビットコイン

登録メールアドレスと携帯電話の認証、本人確認書類のアップロードで 数分で入力は完了しました。
本人確認書類のファイルを事前に用意しておくとスムーズです。

審査完了後、マイページの認証コード(6桁)が書かれた郵送物が数日で送られてきます。(書類

認証コードを入力します

マイページにログインし、左上のリンク先から認証コードを入力すれば仮想通貨の取引が可能になります。

ワンポイント

2018年3月31日までに口座開設完了(認証コードを入力)した方に もれなく1,000円がもらえるキャンペーンを行っています。

入金額など関係ないようなので、お得なキャンペーンかと思います。

参考までに

2018.2.19追記。
今回は資金が少額なこともあり、手数料体系も分かりやすい「DMM ビットコイン」だけで仮想通貨取引をはじめることにしました。

後日、無事 0.009BTCを購入でき、仮想通貨投資家となりました(笑) (ブログ

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