マーケットメイク銘柄とは?
マーケットメイク銘柄とはジャスダック市場に上場しているマーケットメイク方式を採用している銘柄のことを言います。略してMM銘柄とも呼ばれます。
特徴として、値幅制限(ストップ高、ストップ安)がないことが挙げられます 。
ただし、株価が初値より30%以上動いた場合は相場が15分間ストップし、投資家に周知する時間が与えられます。 つまり、1日の中でも上がるときはどこまでも上がって行き、下がるときはとことん下がっていきます。
上下の触れが大きくなる可能性があります。
リスク管理の点から考えると初心者はMM銘柄は避けたほうがよいと思います。
マーケットメイク方式とは何?
マーケットメイク方式というのはマーケットメイカー(各証券会社)が売りと買いの両方の気配値を表示させて取引を行う方式を言います。
通常の取引はオークション方式と呼びます。
■ オークション方式
- Aさん 100円で●銘柄を買いたい
- Bさん 105円で●銘柄を売りたい
- Cさん 100円で●銘柄を売りたい
AさんとCさんの希望が一致していますので、AさんとCさんの間で取引が行われます。
■ マーケットメイク方式
- A証券会社 買い100円 売り105円
- B証券会社 買い102円 売り104円
- Eさん 105円で●銘柄を買いたい
A証券会社とEさんの希望が一致していますので、取引が行われます。
マーケットメイク方式では売買の相手はマーケットメイカーと呼ばれる「証券会社」となります。
ジャスダック市場には新興企業も多く、人気がない小型株は流動性が乏しく取引がしにくいという点がありました。
そこで、売買が成立させやすいように直接証券会社が株価を提示し取引が行えるマーケットメイク方式が採用されました。
なお、約定機会が常に提供されていますので、注文方法は指値注文のみとなります。
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