GDPってなんだ?
GDPとはGross Domestic Productの略語となり「国内総生産」という意味です。
中学生か高校生の時にうっすらと聞いたことがある言葉だと思います。
国内総生産とは、日本国内において新たに1年間の間に生産された商品やサービスの付加価値の合計額を指します。(日本企業が海外拠点で生産した商品などは含みません)
GDPは各国が発表しており、その国の経済力を示す目安にも使われます。
単年で見るよりも、昨年、おととし・・とそのGDPの推移を見ることにより、その国の成長率を図ることができます。 上記のような数値の推移を、
「GDP成長率」もしくは「経済成長率」
といいます。
「GDP」とは、モノやサービスの儲け(付加価値)の合計
⇒ 日本経済の調子を判断できる指標です。
「名目GDP」と「実質GDP」
こちらではごくカンタンに説明します。
- 名目GDP・・・モノやサービスが実際に取引された金額を合計
- 実質GDP・・・名目GDPに物価の影響を加味
経済活動の実態を捉えたいなら「実質GDP」を参考にしましょう。
「名目GDP」が1%↑しても、「物価」が1%↑したら、「実質GDP」の成長率は0%になります。
GDPを確認するには?
内閣府のホームページにて四半期ごとに統計資料を公開しています。
「2006年四半期別 GDP」
2006年11月14日に発表された上記の四半期別GDPの上部を見ると 2006年7月~9月は昨年度よりも0.5%伸びていることが分ります。
また表の下部ではそれぞれの伸び率も表されており、 「民間の企業設備」と「財貨・サービスの輸出」は伸びているのに対して、「民間最終消費支出」と「家計最終消費支出」がマイナスになっているのが分ると思います。
つまり、2006年の7月~9月は 企業は景気を見込んで積極的な設備投資をしているのに反して 個人は物などの消費を抑えているのが分ります。 サイフのヒモが堅いということですね。
このようにGDPは国内の景気がどのような状態で推移しているのか?を
測るにはとても大事な経済指標となります。
よって、このGDPの発表は株価変動の大きな要因ともなります。
ちなみに、世界各国のGDPの情報は、
より、確認することができます。
2006年度の各国の経済成長率(小窓)
(2006.11 外務省よりデータ参照)
こちらを確認すると、 順調に経済成長しているのは 「中国」と「インド」 ・・・といったことが「数値」として確認することができます。
中国株やインド株が各証券会社で取り扱われたのも このように経済成長が著しい国だったからですね。
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