夜間取引が可能な「PTS」とは?

PTSとは、証券取引所を経由せずに株式の売買を行える私設取引システムです。

株式市場が終わった後にも取引が可能です。

日中、株投資ができないサラリーマンでも夜間取引ができることから人気があります。(17:00~23:59)

PTSのメリットや利用できる証券会社、PTSの実用例を紹介します。

4コマ漫画1:PTSとは? 4コマ漫画2:PTSとは? 4コマ漫画3:PTSとは? 4コマ漫画4:PTSとは?

PTSとは?取引できる時間は?

PTSでは取引所と同じように、「買い手」と「売り手」でリアルタイムに株取引ができます。

Proprietary Trading Systemの頭文字をとったもの。「ピーティーエス」と読みます。

PTSは、東証などの証券取引所以外で株式の売買ができる「私設の取引システム」です。

日本では2つの私設の取引システムが稼働しています。

サービス名 取引時間

SBIジャパンネクストPTS

  • 8時20分~16時
    (デイタイム・セッション)
  • 16時30分~23時59分
    (ナイトタイム・セッション)

チャイエックスPTS

  • 8時~16時

東証などの株式市場の取引時間以外にも、リアルタイムで株の売買が行えるのが特徴です。

PTSとは?

株式市場は午前に開かれる「前場」、午後に開かれる「後場」に取引ができます。

取引所 前場 後場

東京証券取引所

9時~
11時30分
12時30分~
15時

ジャスダック

9時~
11時30分
2時30分~
15時10分

PTSでは、取引所の取扱時間以外にも取引が可能です。

PTSを取り扱っている証券会社により、注文時間が違います。
先ほど紹介した私設取引システムを1社または2社利用しています。

2019.8.26調べ
証券会社 昼の注文時間 夜間の注文時間

楽天証券

8:00~
16:00
17:00~
23:59

SBI証券

8:20~
16:00
17:00~
23:59

松井証券

8:20~
15:30
17:30~
23:59

PTSは夜間でも昼間でもメリットがあります。

ワンポイント

  • 夜間の取引(ナイトセッション)
    • 取引所が終了した夕方から夜間の取引が可能!
    • 15時以降の決算発表後に取引が可能!
    • 欧米市場の動向を見ながらリアルタイム取引。
  • 昼の取引
    • 取引所が始まる9時前の取引が可能!
    • 取引所の昼休み(11:30~12:30)にも取引が可能!

サラリーマンの場合、会社のお昼休みや仕事終わりにも、PTSを通じた取引が可能です。
帰宅後、夜間にリアルタイムで株取引を楽しめる!という、魅力的なシステムです (  ̄∇ ̄)

PTSが利用できる証券会社

PTSにより、夜間取引ができる証券会社は3社です。2019.8.26時点

証券会社 注文時間 特徴
SBI証券 8:20~16:00
17:00~23:59
  • PTSといえばSBI証券というほど、長くサービスを展開。
  • PTS経由で取引手数料が5%安く
  • 2019.8.26から信用取引も可能に。
  • 座開設+入金・振替で現金2,000円もらえる(カブスル限定)
松井証券 8:20~15:30
17:30~23:59
  • 一日の約定代金合計が10万円以下の場合 手数料0円。
  • ほかの証券会社に比べてやや取引時間が短い。
  • NISA口座での利用も可能。
  • 口座開設で最大5,000円キャッシュバック(カブスル限定)
楽天証券 8:00~16:00
17:00~23:59
  • PTSは2つのサービスを利用しているので取引時間が一番長い。
  • 信用取引は2020年1月からサービス開始予定。

夜間取引は各証券会社でジャパンネクストPTSを利用(取り次ぎ)しており、取引時間などに差はほぼありません。

東証やPTSなどの複数の市場から、一番最良な価格にて自動で取引するSOR注文は、上記の証券会社で利用可能です。

つまり東証より、PTSの方がより安く買え、より高く売れる可能性があります。

まだ口座開設を行っていない方は、各証券会社の総合的な特徴やサービスを考慮し、選ぶのをオススメします。

マネックス証券カブドットコム証券は、PTSサービスを利用していますが、夜間取引はできません。SOR注文を利用するのに日中使われています。

楽天証券は2017年12月、松井証券は2018年3月に取り扱いサービスを行っています。

PTSのメリットは3つ

PTSのメリットは主に3つです。

  1. 夕方や夜間など通常の取引時間外に取引ができる。(決算発表後)
  2. 有利な株価で取引が可能。
  3. 取引手数料が安い。

1つめの「夕方や夜間に取引できる」が大きなメリットで、これまでに紹介してきました。

夕方以降に取引できるメリットを、具体的で紹介します。

決算発表後に取引ができる

決算は、東証の取引時間が終わる15時以降に発表する企業が多いです。

これは、取引時間中に決算を発表して、株価に影響を与えないよう配慮する為です。

決算発表の内容により翌営業日の株価に影響するわけですが、PTSなら17:00~23:59の時間帯でも取引が可能なため、決算発表後の当日中に売買をすることが可能です。

参考までに

取引終了後に発表されたニュースにより、PTS(夜間市場)の株価が上がっている図。(東証の終値は3,837円、PTSの株価は4,100円)

富士フィルムHD

図は「富士フィルムHD」ですが、翌日の市場の株価上昇を見込み、PTS市場で投資家が購入しています。

当日中にいち早く、売買できるチャンスがあるのもPTSの魅力です。

有利な株価で取引が可能!

PTSは東証などの取引所取引と比べ、呼値(よびね)が10分の1~1,000分の一になっています。

つまり、より細かい株価で取引が可能です。

  • 東証だと10円刻みしか注文できないけど…、
  • PTSなら1円刻みで注文が可能!

東証より細かい注文が可能なので、少しだけ有利な価格で売買できることがあります。

ワンポイント

各証券会社ではSOR注文というシステムを導入しています。

東証やPTSなどの複数の市場から、一番最良な価格にて自動で取引をするシステムです。

日中の取引の場合、東証よりもPTSの方が高い株価で売れそうなら、自動的にPTSで売却します。(安く買いたい場合も自動で市場を選びます)

PTSが利用できる証券会社で紹介した5つの証券会社も、SOR注文を利用できます。

取引手数料が安い場合あり

SBI証券は、東証で売買するよりも、PTSの取引手数料の方が5%安くなっています。

(2019.8.26調べ / 税抜価格)
約定金額 5万円以内 10万円以内 20万円以内 50万円以内
PTS 47円 86円 100円 238円
東証など 50円 90円 105円 250円

ほかの証券会社では、取引手数料は同額でした。

PTSで気を付ける点

PTSは、決められた銘柄のみ取り扱いが可能です。

上場している全ての銘柄が取り扱えるわけではありません。

また、取引をしている人は日中に比べると圧倒的に少ないです。(流動性が低い)

とはいえ、夜間取引できるPTSのシステムは、売買のチャンスが広がりますので、メリットの方が大きいです。

(実例)飛びつき購入した株式を夜間に売却

カブスルは夜間取引(PTS)で、何度か売買をしています。

日中に「しまった!」と思うような取引をした場合、非常に助かります(笑)

参考までに

2018年12月に上場したばかりのIPOを、終了間際につい買ってしまいました。ブログ
上場直後のIPOは値動きが激しく、翌日 下がる可能性がありました。(実際に、その株式は翌日に下落しています)

飛びつき購入をすぐに後悔しましたが、幸いにもSBI証券で購入していたので、夕方にPTSで売り注文を出し、無事 売却。逆に数万円の利益を得られました。

PTSで売却

他にも似たような事例があり、何度かPTSに助けられています。(ブログ


PTSは夜間取引で注文機会が増える、とっても便利なシステムです。

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