無職でも株式投資ができますか?
Q:質問
最近、仕事を辞めて無職ですが株式投資はできますか?
口座開設で断られませんか?
A:回答
無職でも株式投資を行う事は可能です。
ほとんどの証券会社では、無職でも口座開設ができます。
目次
証券会社に職業を聞かれたら?
証券会社に口座開設を申込む時に、お名前・住所などの他に職業を記入する欄があります。
マネックス証券の職業記入欄
職業欄の選択肢には「無職」もあり、ほとんどの証券会社では、無職と記入しても口座開設が可能です。
反社会的な組織に属している場合や、証券会社関連の業務に就いている方は口座開設を断られます。
無職だと口座開設ができない証券会社もあり
各証券会社で口座開設の開設基準は違います。
また、この口座開設基準は公開されておりません。
よって、中には無職だと口座開設できない証券会社もあるかもしれません。
参考までに
このページは検索で上位に表示されているため、お問合せを頂くことがあります。
これまでに「無職と記入して口座開設ができなかった」とお聞きしたのは、今のところ二社になります。一社は外資系、もう一社は国内の中堅くらいのネット証券会社です。
なお、証券会社名を明かさないのは口座開設を拒否している理由が無職にあるのか、他の要素にあるのか、または各種組み合わせで採点されているのかが分からないためです。
大手ネット証券会社5社で断られた話は聞いたことなし
カブスルは2004年から運営していますが、いまのところ、大手ネット証券会社で無職と書いて口座開設を断られたという話は個人的に聞いたことがありません。※あったら教えてください
特別な理由がない限り口座開設は、取引手数料が安く、取引ツールも充実している大手ネット証券5社で良いのではないかと思います。
詳しくは下記の参考記事などもご確認ください。
では、何のために職業を聞いているの?
職業を聞いている理由としては、証券取引法違反であるインサイダー取引に該当しそうかそうでないかをチェックする為に聞いています。
インサイダー取引は、上場会社にご本人や身内の方がお勤めの場合、職業先情報として記入する必要があります。
無職を口座開設から弾くために職業を聞いているわけではありません。
金融資産はいくらですか?と聞かれたら?
証券会社の口座開設を行う際、「あなたの金融資産はどれくらいですか?」といったアンケートがあります。
これはアンケート的なもので、証券会社に口座開設を行う際に聞く決まりとなっています。
個人的には、答えた金融資産の金額によって証券会社の口座が開設できないといったことはないかと思っています。
ただし、先ほど述べた通り各証券会社の口座開設の基準は公開されていないので、中には参考にしている証券会社もあるかもしれません。
「無職・年金のみ」の投資家は5人に1人
参考までに、7,000人を対象にした2021年度(令和3年) 証券投資に関する全国調査(個人調査)では、投資を行っている方の職業が「無職・年金のみ」の方の比率は20.4%と書かれています。
つまり、約5人に1人が「無職・年金のみ」となっています。
もちろん、このデータは、
- 働き世代だが仕事を辞めている、又は 仕事が見つからず無職の方
- 退職して無職になった方
- 年金を頂いて暮らしている方
が混ざっているデータですので、無職の方の新規口座開設のデータではありません。
ちなみに、同データをみると金融商品の保有実態は画像の通りで、10万円未満の方も7.4%いらっしゃいます。
マネックス証券の職業記入欄
証券会社の口座開設に必要な条件
証券会社の口座開設に必要な条件は下記のとおりです。
- 日本在住で住所がある事 (郵便物が届きます)
- 本人確認書類を用意できる事
- 証券会社関連の業務に就いていない事
- 反社会的な組織に属していない事
必要な本人確認書類は各証券会社で違いますが、主に下記の中から1点または2点を提出(郵送またはアップロード)します。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 個人番号通知カード
- 住民票の写し
- パスポート
- 健康保険証
- 年金手帳
- 印鑑登録証明書
必要書類を提出できれば、ほとんどの証券会社では無職でも口座開設が可能です。
無職で口座開設する場合の注意点
証券会社を口座開設する際は、「特定口座・源泉徴収あり」で口座開設されるのがおすすめです。
特定口座・源泉徴収ありで口座開設すると、確定申告の必要がありません。
証券会社が代わりに税金を税務署に納めてくれます。
控除を受けている場合、一定の所得があると控除対象外となってしまいます。
- 配偶者控除
- 扶養控除
確定申告を行い、株式投資で得た所得を申告すると控除対象外になってしまう場合があります。
特定口座・源泉徴収ありでは確定申告の必要がありませんので、確定申告しなければ控除対象外になることもありません。
なんらかの理由により確定申告の必要がある場合は、税務署や税理士さんに相談してみてください。
当サイトにお問合せ頂いても専門家ではないため、お答えできません。
焦って投資をしないように。投資は経験が大事
最後に余計なお世話ですが、株式投資の基本は「余裕資金」で行うことです。
「必要最低限、生活に必要な資金」を使って株式投資を行うのはおすすめしません。
株式投資は、資産が増えるばかりでなく、資産が減るリスクもあります。
また、投資経験が浅い初心者ほど失敗しやすく、損失リスクも高くなります。
株式投資は経験が大事(注文方法に慣れたり、相場の動きに慣れたり)なので、株式投資を行う際は最初は少額から運用されることをおすすめします。
スポーツも同様で、最初から上手な選手はいません。
株式投資には歴戦の猛者も参加していますので、短期で利益を得ようと思うと思わぬ大損をする可能性もあります。
カブスル限定のお得な口座開設タイアップ企画を行っています。