老後の生活資金を作る
みなさん、老後の生活資金を用意、または考慮されていますでしょうか?
- どの程度の生活資金が必要で、
- どれくらいの老後資金を用意すればいいのか?
ご存知でしょうか?
私が株式投資を行っている理由の一つに老後の生活資金を作るという目標があります。
調べるほどに感じた老後の生活資金を準備する必要性を説明します。
2019年6月に騒動となった「老後2,000万円」の発言とそのポイントについては、老後2,000万円必要と金融庁が提言。発言のポイントと貯蓄策は?にて説明しています。
老後に必要な生活資金
老後、日常にかかる生活費。最低限、いくらかかるのか?
とっても気になるところですよね?
生命保険文化センターにて調査している資料がありますので一緒に見ていきましょう~
生活保障に関する調査公益財団法人 生命保険文化センター
2013年度の調査で「老後を夫婦2人で暮らしていくうえで、日常生活費として月々最低いくらぐらい必要だとお考えですか?」という質問に対して60歳代の方より得た回答です。
上記の調査結果を見ると、60歳代の約3割もの方が「夫婦二人で暮らすには最低限 20~25万円の生活費が必要」と答えていらっしゃいます。
また、上記の質問に対する回答の平均金額は「22.5万円」となっています。
次に、私たちがもらえる「老齢基礎年金」は月々、いくらもらえるのか?をみていきましょう。
老齢基礎年金はいくらもらえるのか?
「老齢基礎年金」とは、国民年金に加入し需給の要件を満たした方が、所定の年齢になってから受給する年金のことです。
2011年における老齢基礎年金の年金月額の分布は下記のとおりです。
【 第7回 社会保障審議会 年部会 参考資料厚生労働省 】
老齢基礎年金は 満額の水準で、月々約6万円台を受給することができます。
また、満額の水準で受給している方は全体の41.8%です。
老齢基礎年金の支給金額について
生命保険文化センターにて「公的年金の現在の給付内容は?」といった調査がありました。
60歳代が答えた2013年度の調査結果によると、
- 充実している・・・・24.1%
- 充実していない・・・66.1%
- わからない・・・・・9.7%
といった結果になりました。
給付内容については約6割強の方が、充実していないと答えています。
現在は年金の受取開始の年齢が「65歳」となっていますが、67~68歳まで引き上げる案も検討されています。私がもらえる時は一体 何歳からになっているやら・・・。
老齢基礎年金だけでは足りない!
前ページ「老後の生活資金を作る」では、夫婦二人で老後生活を送る場合、最低限必要な生活費は22.5万円という調査結果がある事を説明させて頂きました。
夫婦二人と考えて、老齢基礎年金の受給金額を 6万円×2人分=12万円にしても、老齢基礎年金だけでは 老後の生活資金が足りないのが分かります。
上記のとおり、老齢基礎年金を満額受け取れる場合でも 毎月10万5千円足りないのが分かります。
なお、最低限の生活資金の話になります。
快適な老後生活を過ごすために旅行に行ったり、美味しい食事をしたりといったことまで考慮すると、生活資金は もう少し欲しいところです。
ワンポイント
このページの説明は、国民年金の「老齢基礎年金」だけもらう場合の例です。
会社勤めの場合、「厚生年金」が別途 支給されます。
厚生年金の支給金額はお勤めの会社の給与、勤続年数などに左右されます。
老齢基礎年金 + 厚生年金 がもらえるので会社勤めの方は上記に当てはまりません。
将来、老後にいくらの年金を受け取れるのか?は必ず把握しておくようにしましょう!
「日本年金機構」にて各都道府県の年金事務所の連絡先を確認することができます。
老齢基礎年金だけでは老後の生活資金は足りません。
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