証券会社にマイナンバーを提出する必要があるの?

Q:質問

マイナンバー

証券会社からマイナンバーの提出を求められています。
提出する必要はあるんでしょうか?

また、マイナンバーを提出しないとどうなりますか?

A:回答

マイナンバー提出の有効期限は2021年末までですが、制度改正で証券会社は証券保管振替機構(ほふり)から未提供者のマイナンバーを取得できるようになりました。

証券会社側でマイナンバーを取得する手続きを行っています。

以下の記事は上記の報道が出る前の内容なので古いです。
参考までに残しています。

マイナンバーの提出は義務化されている

法令により「2018年末までにマイナンバーの提出」が義務化されています。

証券会社を通じて株式の売買を行う際は、マイナンバーの提出が必要になります。

参考までに

証券会社に対してマイナンバーを告知する義務については、所得税法等の法令により定められています。

マイナンバーの取り扱いは、法律により厳格な保護措置が設けられており、利用範囲は社会保障・税・災害対策の行政手続きに限定されています。※2017.5 時点

ちなみに、2017年1月以降の新規口座開設にはマイナンバーの提出が必須になっています。
よって、それ以前に証券会社の口座開設をしている方が対象となります。

マイナンバーを提出しないと どうなるの?

2018年末までにマイナンバーを証券会社に提出しなかった場合、

2019年以降、新規に株式を売買できない可能性が高いです。

また、証券会社によっては新規売買以外にも 一部の機能が使えないなどの各種制限が課される可能性があります。

参考までに

証券会社にログイン後の情報を見るだけなど 株式の売買を伴わない部分について 利用制限される可能性は低いです。

そういった利用の仕方しかしていない証券会社に関しては、マイナンバーの提出にこだわる必要はないかと思います。※できれば提出した方がよいですが。

2018.11.2追記。

当ページを執筆したのは2017年末になります。

提出期限の2018年末が近づいてきましたが、各証券会社より「マイナンバーの提出」を求める文書やメールは届きますが、提出しなかった場合のペナルティについては言及がありません

参考までに、銀行へのマイナンバーの提出も義務化されましたが、提出状況は1割ほどだそうで、まったく進んでいません。

証券会社においてもひょっとしたら、マイナンバーを提出しない状態でも株取引などいつもどおりできるかもしれません。(余計な心配を減らすためにもできれば提出された方がよいですが)

IPOには参加できる?

IPOのブックビルディング(需要申告)は、株式の売買に関係します。

よって、2019年以降にIPOに参加するには マイナンバーの提出が必要になりそうです。

ただし、あくまでも個人的な予想であり各証券会社の対応はまだ発表されていません。

証券会社側は法令に沿うため、マイナンバーカードの提出を利用者に求めています。
IPOのブックビルディングに参加できなくなるというのは 一つの催促方法としては有効かと思います。

証券会社ごとに提出が必要!

マイナンバーは各証券会社ごとに提出が必要です。

提出の仕方は証券会社により異なりますが、大抵は「マイナンバーのアップロード」になります。もちろん、郵送で提出してもOKです。

可能であれば、マイナンバーの提出はいっぺんに済ませてしまいましょう!
ひとつずつやると余計面倒になりますので。

カブスルの場合、「IPOのブックビルディング」に参加するために、17社ほどの証券会社に口座開設をしています。

手元には「マイナンバーの通知カード」がありましたので、スマートフォンで撮影してパソコンに保存して事前準備をしました。
各証券会社にログインすると、「マイナンバーの提出のお願い」といったメッセージが大抵ありますので、そこからアップロードして提出しました。(17社もあったけど一日で完了)

参考までに

マイナンバー提出後の、各証券会社による手続きには1~2週間ほどかかる場合があります。

さらに期日が近くなると駆け込みで余計に時間がかかる可能性がありますので、早めに提出されることをおすすめします。

各証券会社のマイナンバー提出箇所

各証券会社のマイナンバー提出画面の場所です。
それぞれログインが必要になります。(2017.5.26時点)

個人的に楽なのはパソコン画面から画像をアップできるタイプの証券会社で非常にカンタンです。
次に郵送による提出です。マイナンバーカードや通知カードをコピーする手間がありますが。

アプリはインストールをして、スマホのあの小さい画面で入力をして、アップして、最後にアプリを消す・・・と逆に面倒そうなので、私は手を付けていません!

「パソコンから」「スマホから」「郵送で」といろいろなタイプの提出方法を用意している証券会社は顧客にやさしいと思います!

証券会社 掲載箇所
マネックス証券 TOPページ中段のメッセージボード ⇒ マイナンバーのご提出。
SBI証券 TOPページ右側の「お客様情報設定」 ⇒ マイナンバーの登録。
SMBC日興証券 郵送か支店での受付のみ。
岡三オンライン 通知の方法が決まり次第、掲載。
野村證券 TOPページ上部の「登録情報」 ⇒ お客様情報(2) ⇒ マイナンバー(書類を請求)
auカブコム証券 TOPページ右側の「お客様へのお知らせ」 ⇒ マイナンバーのご提出。
松井証券 ネットストックにログイン ⇒ 上部の「口座管理」 ⇒ 左側の「各種講座開設状況」 ⇒ マイナンバー。
楽天証券 TOPページ中段の楽天証券からのお知らせ ⇒ マイナンバーの登録はお早めに(郵送かアプリからのアップロード)
岩井コスモ証券 先方より順次、郵送。
GMOクリック証券 TOPページ上部の「マイページ」 ⇒ 登録情報 ⇒ マイナンバー。
みずほ証券 TOPページ上部の「各種お手続き」 ⇒ お客様情報「氏名、住所」 ⇒ マイナンバー(書類を請求)
大和証券 TOPページの口座情報 ⇒ 登録状況 「マイナンバーの登録状況」(郵送かアプリからのアップロード)

(雑談)ネットで飛び交うマイナンバーを提出するな!?

一部のネット上では「マイナンバーを証券会社に提出すると、資産状況を税務署に抑えられる!?」といった情報が飛び交っています。

マイナンバーを提出しようがしまいが、税務署は個人の株取引のデータを保有しております。

なぜなら、証券会社側がデータとして税務署側へ提出しているから。

参考までに

証券会社は株式の取引や配当金の履歴などを税務署に提出しています。

特定口座の場合は「特定口座年間取引報告書」が提出され、一般口座の場合は譲渡(売却・決済)の「支払調書」が提出されます。

また、株式配当金等は金額を問わず「支払調書」が提出されます。

また、2019年以降はマイナンバーの提出が義務化されております。
つまり、逆の見方をすればマイナンバーを提出していない人のリストを税務署で作る事も可能です。

マイナンバーを提出したら資産状況が抑えられるというのは間違いで、提出しようがしまいが 資産状況を抑えよう(把握)と思えば税務署は抑えられます。

まとめ:マイナンバーは提出した方がよい?

マイナンバーは証券会社に提出した方がよいです。

2018年11月時点では、マイナンバーを提出しなかったことによる各証券会社からのペナルティは発表されていません。

ただし、余計な心配を減らすためにも、提出できるものは提出しておくのが無難です。

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