話題のIPOって何だ?
IPOとは、未上場企業が市場から資金調達や、知名度の向上を図り、
「新たに証券市場に上場する銘柄(企業)」
を「IPO」(新規公開株)といいます。
東証などの証券市場に上場することにより、私たちは証券会社を通じて株の売買が可能になります。
IPOでは、上場前の株を抽選により事前に購入することができます。
目次
IPO(新規公開株)のメリット
IPOのメリットとして、株を事前に安く手に入れられる可能性が挙げられます。
IPOの公開価格(上場前の株価)は、ディスカウントされ、適正価格よりも安く設定されています。
企業が上場すると、一般投資家も購入することができるようになり、人気がある企業の場合、株価が公開価格よりも大きく値上がりすることがあります。
IPOでは公開価格が上場により、数倍以上の株価になることも珍しくありません。
もちろん、公開価格よりも下がる場合もありますが、下げに関しては限定的ですし、その回避方法もご紹介します。
参考までに、2022年に上場した91社を初値売りした際の実績です。
(例)公開価格より初値の株価が大きく、初値売りの利益が大きい銘柄。
2023年の利益額が大きかったIPO株のベスト3です。
IPO | 騰落率 (倍率) |
初値売り の利益 |
---|---|---|
ジーデップ・アドバンス 公開:4,510円、 初値:10,680円 |
137% 2.4倍 |
61.7万円 |
Fusic 公開:2,000円、 初値:6,530円 |
227% 3.3倍 |
45.3万円 |
アイデミー 公開:1,050円、 初値:5,560円 |
430% 5.3倍 |
45.1万円 |
大きく上がった銘柄の一例をこちらに載せましたが、株価が2倍、3倍程度になる銘柄はIPOでは 決して珍しくありません。(各年のIPO実績)
私もIPOに168回、当選しており1,810万円の利益を得ています。(カブスルのIPO運用・実績)
ワンポイント
株価が高騰して大きな利益を得る可能性がある「IPO」は非常に人気があります。
IPOの抽選に「当たったら非常にラッキー!!」ですし、仮に抽選に外れても宝くじのように、宝くじを購入するわけではないので、損失もありません。
なお、IPOは10万円以内の資金でも買えるIPO株があります。(全体の3割ほど)
2023年のIPOのうち、10万円以内で購入できたIPO株の利益額ベスト3はこちらです。
IPO | 抽選資金 | 初値売り の利益 |
---|---|---|
テクノロジーズ | 10万円 | 26.5万円 |
ジェノバ | 4.7万円 | 16.3万円 |
キャスター | 7.6万円 | 15.5万円 |
また、抽選に関しては口座への入金ゼロ(抽選資金不要)で参加できる証券会社もありますので、気軽に参加が可能です。
IPOのデメリット
IPOにも デメリットは あります。私が考えるデメリットは二点。
- 公開価格よりも初値が下回る可能性
⇒ 損失のリスク - 上場後の値動きが激しい
⇒ 売り時が難しい
ただし、上記の デメリットをカンタンに回避する方法もありますので安心してください。
1. 公開価格よりも初値が下回る可能性
「人気がないIPO」は、市場参加者の買いが集まりにくいため、公開価格より初値が下回る場合があり、初値が下がると損失に繋がります。
こちらのリスク回避方法はとっても簡単で、「人気がないIPO」は損失を被る可能性があるので、抽選に参加しなければいいだけなんです (  ̄∇ ̄)
参考までに
カブスルではIPOの人気度を、「S」「A」「B」「C」「D」の5段階で表示しています。
上記のページの上場結果を見て頂ければ 一目瞭然ですが、損失が出ている銘柄の大半は評価が「C」や「D」の銘柄です。
注目度が「S」や「A」のIPOは積極的に抽選に参加し、「C」「D」のものは 参加を見送ることにより損失のリスクを回避することが可能です。
2. 上場後の値動きが激しい
上場したばかりの企業の銘柄は株価の上下が激しく、長く持つと公開価格より下回ってしまう場合もあります。
リスクを減らすため、公募で当選した方の常套手段として、
「公募で手に入れたIPO銘柄は初値で売却する」
という手があります。
初値が公開価格を大きく上回るIPO株ほど、大きく下落するリスクも高いです。
カブスルも IPOに当選した場合、ほとんど「初値売り」をしています。
IPOは「ローリスク・ハイリターン」の おいしい投資法!
人気IPOの抽選に参加し、当選すれば大きな利益を得られる可能性が高いです。
また、損失を被るリスクを回避する方法も上記で紹介しました。
つまり、IPOはローリスク・ハイリターンが見込める おいしい投資法になります。
抽選に応募(ブックビルディング)してみないことにはIPOに参加できませんので、次項ではIPOを購入までの流れについてご説明いたします。
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ノウハウ本を数多く出版しているソーテック社より、「世界一やさしいIPO投資の教科書一年生」を出版させて頂きました。
こちらのノウハウ本は、IPO初心者のみなさんからの質問や疑問に日々 答え続けていることにより、初心者が何を知りたくて何を難しいと感じるのか?を多少なりとも理解した上で執筆させて頂きました。
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