中国株などの外国株式の取引制限、外国株口座廃止の方法

楽天証券やSBI証券への不正アクセスで、持ち株が勝手に売られ中国株が買われるという被害が出ているとの報道がありました。

取り急ぎ、中国株口座の取引を停止したいと思いましたので、中国株を取り扱っている証券会社にその対応方法を確認しました。

ページ最後には、Youtubeで撮影したベテラン投資家二名のセキュリティ対策を紹介しています。

中国株の口座開設状況

まずは、中国株の口座が開設されているか確認してみましょう。

証券会社 外国株口座開設状況
マネックス証券 自分で外国株口座を開設する
楽天証券 総合口座開設と同時に外国株口座も開設される(中国株口座も)
SBI証券 総合口座開設と同時に外国株口座も開設される(中国株口座も)

はい。マネックス証券は自分で選択しますが、楽天証券とSBI証券は外国株口座が開設されています。

中国株の取引制限、外国株口座の口座廃止

各証券会社の中国株の取引制限と外国株取引口座の口座廃止の可否です。

2025.3.27 14時時点の情報です。
各証券会社で対応中のため、最新の状況は違う可能性があります。

証券会社 外国株の口座廃止 外国株の取引制限
マネックス証券 OK
書面対応にて
外国株口座
の廃止可
  • 電話対応にて外国株の取引制限ができる
  • 中国株の売買以外に米国株定期買付(投資信託とは別)・配当金再投資契約も制限される
楽天証券 no
廃止できず
  • 電話対応にて外国株の取引制限ができる
  • 米国株、中国株、アセアン株。個別または3つ共に取引制限可
  • (参考)未成年口座も一緒に取引制限してもらえました
SBI証券 no
廃止できず
  • お問合せフォーム or 電話にて外国株の取引制限ができる
  • SBI証券は外国株の取り扱いが多いがすべて取引制限する必要あり

参考までに、カブスルが取引制限を行った際の感想です。

SBI証券はお問合せフォームから取引制限してもらいました。
取引を再開する場合は、再度連絡が必要になります。

SBI証券で外国株式の取引制限依頼

楽天証券は電話で1時間30分くらい待ちましたが、接続後はスムーズに取引制限してもらえました。
取引を再開する場合は、再度連絡が必要になります。

マネックス証券は電話で15分くらい待ち、中国株だけ取引制限してもらいました。
取引を再開する場合、電話連絡が必要ですが「電話認証番号」を入力する必要があります。(登録情報にあり)

各証券会社で二要素認証などのセキュリティ対策もご検討を

各証券会社にて、ログイン時や出金時に二要素認証を設定できます。

内容と設定方法は各証券会社に掲載されていますので、ご確認ください。

参考までにカブスルが設定した証券会社と対応状況です。

2025.4.2時点
証券会社 二要素認証 備考
カブスルの対応
マネックス証券
  • 携帯電話のSMS認証
  • 認証アプリ
    (Google Authenticator)
アプリで各自設定
みずほ証券
岡三証券
東海東京
岩井コスモ
アイザワ証券
  • 認証アプリ
    (Google Authenticator)
各自設定。ひとつのアプリで管理できるのでラク
SBI証券
野村證券
  • デバイス認証
毎回認証コードをきかれるわけではないのでラク
楽天証券
SMBC日興証券
岡三オンライン
  • 登録メールアドレスに認証コード
各自設定
松井証券
  • ログイン:電話番号認証
  • 出金:電話番号認証orSMS認証
ログイン時は登録電話番号から指定の電話番号へ電話してからログイン
独自アプリ 三菱UFJeスマート、三菱UFJ
一部あり 大和コネクト証券、大和証券(ログインなし、出金時あり)

マネックス証券の未成年口座、携帯電話の番号がなくSMS認証ができず困っていましたが認証アプリで二要素認証できました。また、アプリの方が手軽でした。

Google Authenticatorがまとめて証券会社を管理できて使いやすいので、各社独自アプリではなくこちらを採用して欲しいです。

ベテラン投資家二名が行っている6つの対策

わたしたち個人投資家も、本気でセキュリティ対策を考えないといけませんが、ベテラン投資家二名の対策を参考までに紹介します。

  1. メールのURLはクリックしない(ログインはブックマークから)
  2. ブラウザにIDとパスワードを保存しない
  3. セキュリティソフトを最新にする
  4. 証券口座を分けて使うのも有効
  5. 証券会社の二要素認証を使う
  6. よくわからない自動取引サービスは使わない

「パスワードを使いまわさない」というのも付け加えておきます。
わたしはサービスごとにパスワードを変えています。

動画内で紹介している「ID Maneger」を利用するとIDとパスワードの管理がラクです。

関連情報のポスト

Xに投稿された不正売買に関する書き込みの一部です。

【2025.3.26追記】真偽不明ですが日本株でも同様に被害ありとポストが。二要素認証は必須です。




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