銘柄スカウターとIFISスコアで企業をカンタンにチェックしよう
株初心者のみなさん、買いたいと思う株は見つけられたでしょうか?
買いたい株を見つけたら、次に考えるのはこういうことじゃないでしょうか?
- この企業、業績はどうなのかなぁ。
- いまの株価って高くないかな?
- 配当金って、毎年どれくら出しているの?
- 購入しても大丈夫かな?
株初心者は、買いたいけど買っていいのかどうか悩みますよね?
(わたしも初心者のときそうでした)
そんなとき、投資の判断材料を増やしてくれる便利な無料ツールがあります。
便利なツールの名は、「銘柄スカウター」と「IFISスコア」。
企業を徹底的に分析してくれている、物凄いツールで、マネックス証券に口座開設すると無料で利用できます。




ドラゴンボールでも、相手の戦闘力を図る機械としてスカウターが登場しましたね(笑)
カブスルは、買いたい株を見つけたらマネックス証券の「銘柄スカウター」と「IFISスコア」を見て、購入の判断をしています。
目次
買いたい株を見つけて購入するまでの流れ
参考までに投資歴17年のカブスルが、買いたい株を見つけてから実際に購入するまでの流れです。
なお、買いたい株がすでにある場合は「2」から行っています。
- 買いたい株を探す
- 企業の点数をIFISスコアでチェック!
- 業績を銘柄スカウターでチェック!
わたしのメイン証券はマネックス証券ですが、この一連の流れがすべて行えます。
これから紹介する画像もすべて、マネックス証券の画面になります。
1. 買いたい株を探す
上場してる会社は4,000社以上。
この中からお気に入りの株を見つけるのは難しいですが、証券会社のスクリーニング(条件抽出)を利用すると、業績が伸びつつ成長している株を探せます。
検索する条件をつけることで、24社まで絞り込めました。

買いたいと思う株はスクリーニングのほか、CMを見て気になる、あの店舗増えてきたなぁなど、身近なもので気になる場合も多いかと思います。
気になる企業が出てきたら、IFISスコアでチェックしてみましょう。
2. 企業の点数をIFISスコアでチェック!
IFISスコアとは、プロが各指標を100点満点で評価し、さらに同業他社との比較をしている、とっても便利な情報ツールです。
つまり、株初心者でもスコアを見ることで、企業の評価をカンタンに知ることができます。
成長性 | 今期における売上高、経営利益の成長率、過去3期の業績等をベースに算出したもの。 |
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割安性 | PER、PBR、75日移動平均およぼ目標株価から、乖離率をベースに算出したもの。 |
企業規模 | 時価総額と25日間の平均売買代金をベースに算出したもの。 |
テクニカル | 移動平均、出来高推移、信用倍率、RSI等の数値をベースにテクニカル分析上の優位性を表すもの。 |
財務健全性 | 企業の自己資本比率と業界平均を比較して算出したもの。 |
リビジョン | アナリストのレーティング、目標株価、利益予測の変化率をベースに企業評価の改善度合いを表したもの。 |
例として、先ほどスクリーニングで抽出した企業から「UNITED(2497)」を選んでみます。

個人的に注目しているのは、成長性とリビジョン、割安性、そして財務健全性です。
成長性とリビジョン、割安性は株価の上昇が期待できますし、財務健全性は中長期投資による倒産リスクを抑えられます。
各スコアをみると、業界平均よりも良いスコアで投資対象になりそうです。
続いて、企業の業績を丸裸にする銘柄スカウターでチェックします。
3. 業績を銘柄スカウターでチェック!

銘柄スカウターは、企業の現在の業績や見通し、過去の業績、配当金の実績、業績予想など、ありとあらゆる企業の情報を丸裸にしている物凄いツールです。
常に進化しており、10年スクリーニングにより過去10年間の業績も見られるようになりました。
ドラゴンボールのスカウターに例えると、相手の現在の戦闘力や成長力、過去の戦闘力の推移、身長・体重、過去10年間の戦闘力の推移が見られるようなものです。イヤですね(笑)
話が脱線しましたが、かなり情報量が豊富なページです。

メニューをカンタンに紹介しますが、どれも情報量が豊富です!
企業分析 | 企業の紹介、10年間の業績推移や今期の進捗状況など。 |
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セグメント業績 | 分野ごとの売上高、利益の推移など。 |
業績予想修正 | 業績の予想と実績。 |
配当 | 配当金の推移や、配当利回りの市場全体との比較。 |
アナリスト予想 | アナリストの評価とレーティング。 |
株価指標 | PERやPBRの推移。 |
株初心者から上級者まで活用できるツールですが、すべて紹介すると疲れると思いますので、わたしが実際にチェックしている項目を紹介したいと思います。
- 通期業績推移。
- 今期進捗状況。
- キャッシュフロー推移。
- 年間配当履歴。
- アナリスト予想。
銘柄スカウターは、企業に関する膨大なデータを見やすく・使いやすくしたものと思ってもらえれば、分かりやすいかな?と思います。
これまでは、個人投資家が自分で会社四季報や決算資料を見てチェックしていました。
わたしが投資を始めた2004年には、こんな便利ツールはありませんでした!しかも無料なんて。
先ほど見つけた「UNITED(2497)」を丸裸にしてみましょう。
私もこちらの会社、知りません!
銘柄スカウターで通期業績推移をチェック!
まずは、なんといっても業績です。
株価は将来の業績を見込んだ先行価格です。
業績が悪ければ株価の上昇も見込みづらいです。
銘柄スカウターで通期業績推移をチェックしましょう。

グラフと表で表示されるので、見やすく一目瞭然です。
売上高は、綺麗な右肩上がり。
経常利益については、ブレが大きいです。
2019年に売上高と経常利益が、ガツンと伸びています。
気になるので、同じく銘柄スカウターで見られる業績ニュースも見てみました。

赤枠で囲んだところをクリックすると、資料が見られます。
資料には、下記のように書いてありました。
中期経営計画「UNITED2.0」の投資期にあたる当連結会計年度においては、積極的に新規事業やプロダクトへの先行投資を行ったことにより、前述の各事業においては減益となったものの、インベストメント事業における投資先の上場に伴う株式売却によって、売上高は27,580百万円(前年同期比90.9%増)となり、営業利益は11,084百万円(前年同期比572.5%増)、経常利益は11,058百万円(前年同期比579.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,008百万円(前年同期比725.0%増)といずれも過去最高となりました。
同社のインベストメント事業は、ベンチャー企業への投資事業です。
支援した企業が上場し、株式を売却したことで、過去最高の売上高&経常利益を達成しています。(上場したのはメルカリ)
メイン事業によるものではないので、あまり2019年の実績は考慮しないほうがいいかもしれません。
銘柄スカウターで今期進捗状況をチェック
続いて、今期の業績と進捗率(達成度)を銘柄スカウターでチェックしましょう。
業績は3ヵ月ごとに発表されます。(四半期決算)

同社の場合、まだ第一四半期決算してでていません。
前期に比べると大幅に業績が落ちているように見えますが、前期(2018年7月)はメルカリの上場による利益が大きかったため、あまり参考になりません。
参考までに
参考までに第三四半期まで決算がでているユニクロの今期進捗です。

前期と比べてほぼ同じ業績で進捗率も95%達成しているのが分かります。
銘柄スカウターでキャッシュフロー推移をチェック
キャッシュフローとは、キャッシュ(現金)のフロー(流れ)です。
銘柄スカウターで、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローをチェックしておきましょう。
フリーキャッシュフローは、名前の通り自由に使える現金です。
単純にこの金額が大きいほど、財務健全性は高いです。
- 営業CF:本業で獲得したキャッシュの増減です。数値が大きいほど良いです。
- 投資CF:設備投資や工場の増設などになり、マイナスになるのが普通です。
- 財務CF:借入金の増加や返済などになり、マイナスになるのが普通です。

営業CFの推移をみると、2014年を底に企業としての稼ぐ力が高まっています。
フリーCFについても、メルカリの売却益により大幅に増えています。
IFISスコアで財務健全性は「76」でした。
銘柄スカウターで年間配当履歴をチェック
配当金を狙っている方は、銘柄スカウターで配当金の推移もチェックしましょう!
配当狙いの投資で嬉しいのは、順調に増配すること。
避けたいのは、減配リスクです。

同社の配当金は、上記のようにバラバラです。
2019年の配当金は、前期の8.7倍と凄いですね。(笑)
業績に応じて増配しているので、同社は株主還元を意識している会社とも言えます。
銘柄スカウターでアナリスト予想をチェック
最後に、プロのアナリストの方のコメントを銘柄スカウターで見てみましょう!

減収減益は間違いないと思います。
何故なら、前期はメルカリの株式を売却し、過去最高の利益を得ているから。
(通期業績推移でチェックしました)
注目すべきは、アナリスト予想平均値の経常利益は2,720(百万円)であること。
前々期の経常利益が、1,626(百万円)なので、悪くない実績予想だと思います。
ワンポイント
銘柄スカウターの一部の指標を紹介させていただきました。
株初心者の人は、理解するのが大変だったと思いますが、投資になれてくると銘柄スカウターの良さ・凄さが分かってくるかと思います。
ひとつの指標だけ見ると分からないことでも、複数の指標を見ることでみえてくるものがあります。
最低でも、業績の推移だけはチェックしておくようにしましょう!
IFISスコアと銘柄スカウターを使うには?
マネックス証券に口座開設することで、無料で利用できます。
IFISスコアと銘柄スカウターは、各銘柄ページから見られます。

銘柄スカウターはスマホでも見られる
とっても便利な銘柄スカウター。
スマホでも見られます。
また、マネックス証券は銘柄スカウターの開発にチカラをいれており、日々使いやすく、見やすいようバージョンアップされています。
カブスル限定のお得な口座開設タイアップ企画を行っています。