10万円で投資をはじめる2つのコツ

株式投資と聞くと、まとまった高額の資金がないと始められないというイメージがあると思いますが、現在の株式投資ではそんなことはありません。

上場している株式の、約4割は10万円以内で購入ができます。

参考までに

上場している個別株は、4,137社(2023.2.10時点)

単元株(100株)で買うと、

  • 10万円以内で買える株は、1,658社(全体の40%)
    コロプラやキングジム、紀文食品
  • 5万円以内は、694社(同16.7%)
    ENEOSやヤマダHD
  • 3万円以内は、310社(同7.4%)
    セブン銀行やダイドー
  • 1万円以内は、63社(同1.5%)
    小僧寿しやキムラタン

また、1株から買える単元未満株を利用すると、数百円からほとんどの株を購入することができます。

ワンポイント

一昔前は100万円を超える株がザラにありましたが、現在は個人が買いやすいように 上場企業により購入単位が引き下げられています。

株式投資が高いイメージがあるのは 一昔前からのイメージによるものです。

10万円から株式投資をはじめるコツ

10万円の予算で株式投資をはじめる際に、考えておきたいことはポイントは2つです。

  • 株の売買で発生する取引手数料をなるべく安くする。
  • 1株から買える単元未満株サービスを利用する。

手数料が高くなると、利益も少なくなってしまいますので、手数料はなるべく抑えておきたいところです。ポイントは「なるべく」という点です。

手数料だけ一番安いところを選ぶのではなく、取引ツールや注文システムの充実さなども考慮して選びたいところです。

また、現在は1株から株を購入できる単元未満株サービスを展開している企業が増えてきました。

通常100株単位で購入する株が、1株から購入できるので購入金額が低くなります。

株式投資の売買手数料を安くする

株式投資を行なうにあたって、各証券会社に口座開設するわけですが 証券会社によりサービス内容や売買手数料 が違います。

では、同じ取引なのになぜ手数料が変わってくるのでしょうか?

それは 各証券会社のサービス内容の違いや目的(取引口座数を増やしたい・顧客をふやすために手数料を安くしているなど)により違いが出ているんです。

運用資金が限られている場合、株の売買で利益を最大限にするためには、取引手数料をなるべく安く抑える必要があります。

売買で得た利益を手数料にごっそり持っていかれては、利益がでませんので…。

例として、SBI証券で10万円の株を購入した際の取引手数料は99円(税込)。
大和証券の店頭経由の場合は2,750円(税込)です。

1株から株を購入できるサービスを利用する

通常、株は100株単位で売買します。これを単元株と言います。

一方、1株~99株の100株に満たない株を、単元未満株と言います。

単元未満株では購入資金を安く抑えられる!

1株から株を購入できるので、購入単価が安くなります。

例えば、日産自動車の単元株を買うには3.9万円必要ですが、1株購入では390円で買えます。

1株購入でも配当金はもらえますし、株主優待を実施している企業も少ないですが あります。

株の取引の経験を積むには、1株でも充分。
個人的には10万円の株を1銘柄だけ購入するよりは、1,000円の株を100銘柄購入するほうが経験になると思います。(極端な比較として)

投資資金10万円以内でオススメの証券会社5社

取引手数料が安いだけの証券会社は、個人的にオススメできません。

取引手数料が格安クラスでサービスも良い証券会社を5つ紹介します。

あくまでも、投資資金が10万円という限られた中でということで考えました。

証券会社 おすすめ度 1株から購入 取引手数料 サポート ツール
マネックス証券 OK OK △ OK OK
SBI証券 OK OK OK NG OK
松井証券 OK NG OK OK OK
楽天証券 OK NG OK △ OK

個人的に総合No1のおすすめ証券会社は、マネックス証券です。
ほかにも、投資初心者におすすめの証券会社で詳しく紹介しています。

個人的な評価は上記の通りです。各項目については参考記事もご覧ください。

個別にカンタンに紹介します。

マネックス証券はカブスルのメイン証券会社。ツール類とサポートが優秀

おすすめ度 1株から購入 取引手数料 サポート ツール
OK OK △ OK OK

マネックス証券は、カブスルが2004年からメイン証券会社として、ず~っと使っている証券会社です。

注文方法が多彩で、企業分析に利用できるツールが多く、サポートが良く、社風も明るい・・と完璧な証券会社です。

取引毎手数料コースの取引手数料。(税込 / 2022.7.13時点)
~5万円 ~10万円 ~20万円 ~50万円
55円 99円 115円 275円

マネックス証券は、銘柄スカウターなどのツールが優秀なので、口座開設されることをオススメします。

一日の約定代金が50万円以内なら手数料が無料の証券会社

証券会社 おすすめ度 1株から購入 取引手数料 サポート ツール
SBI証券 OK OK OK NG OK
松井証券 OK NG OK OK OK
楽天証券 OK NG OK △ OK

上記の3社は、一日の約定代金が50万円以内なら取引手数料が無料の証券会社です。

SBI証券楽天証券は、100万円以内まで無料となりました。

一日の株の売買代金の合計が50万円以内に収まれば、取引手数料が発生しません。
(SBI証券と楽天証券は手数料プランを定額制に変更)

一日で下記の売買を行った場合。

  • A株を10万円で購入。
  • A株を12万円で売却。
  • B株を20万円で購入。

約定代金の合計は42万円なので、取引手数料は無料。

それぞれ一長一短がありますので、好みに合わせてご利用ください。


どの証券会社も口座開設にかかる手数料は一切発生しませんので、どれも口座開設して比較するのも一手です。

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