ネット証券会社の便利な注文方法を比較

ネット証券会社の魅力のひとつが、自動注文が多彩であることです。

  • 保有株に対して、利益確定と損切りの注文を同時。
    一回の注文で、上昇・下落のどちらの値動きにも対応できる。
  • 設定した株価で購入し、続けて設定した株価で売却する。
    一回の注文で、買いと利益確定ができる。

証券会社を選ぶ時の基準として「手数料の安さ」で選びがちですが、「注文システムにどんなものが用意されているのか?」も考えると、後々注文がラクになります。

こちらでは、各証券会社の注文システムを比較して紹介したいと思います。

証券会社の注文システムの違い

主要ネット証券と店頭証券の一部の注文システムを一覧にしてみました。

単純に注文システム()が多いほど、様々な場面で対応できるので使い勝手がよくなります。

また、有効期間が長いほど再発注しなくて良いのでラクです。

カブスル調べ:2020.3.10 時点
証券会社 指値と逆指値
の同時注文
自動的に次の
注文を発注
反対の売買注文
を同時注文
最大有効期間
マネックス証券 OK
ツイン指値
OK
連続注文
OK
リバース注文
30日
auカブコム証券 OK
W指値
OK
リレー注文
OK
Uターン注文
3週間
SBI証券 OK
OCO注文
OK
IFD注文
OK
IFDOCO注文
15営業日
楽天証券 OK
逆指値付通常
no OK
セット注文
30営業日
SBIネオトレード証券 OK
OCO注文
no OK
IFDO注文
30営業日
岡三オンライン OK
OCO注文
no OK
IFDONE注文
10営業日
松井証券 OK
追跡指値注文
no OK
返済予約注文
週末
SMBC日興証券
ダイレクトコース
no no no 週末
野村證券 no no no 7営業日

マネックス証券は、注文システムが豊富でさらに有効期間も長いです。

【ダブル注文】指値と逆指値を同時に注文

各証券会社で呼び名が違いますが、注文の仕組みは一緒です。(統一してほしい・・)

保有株に対して「指値注文」と「逆指値注文」を同時に出します。

利益確定と損切り(ロスカット)の、売り注文を同時に発注できるので非常に便利です。

ツイン指値、W指値、OCO注文

カブスルは、保有株に売り注文を出す時に、こちらの注文方法をよく利用しています。

  • 株価の値上がり時に、利益確定を自動で行う。
  • 株価の値下がり時に、損切りを自動で行う。

持ち株に対して、株価の値上がり・値下がり両方をケアした売り注文を一度に出せるのが魅力です。

マネックス証券は有効期間が30日間なので、注文後ほったらかしにしています。

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【連続注文】自動的に次の注文を発注

最初に発注した注文が約定したら、自動的に次の注文を発注するといった「連続した注文」が可能になる注文方法です。

とある株を購入したいけど資金が足りない…。
保有株を売却してから、自動でその株を購入したいといった際に便利です。

連続注文、リレー注文

こちらの注文方法を利用できる証券会社は少ないです。

一度に連続注文ができますので、保有株が売却できたかどうかを確かめる必要がありません。

【反対売買】反対の売買注文を同時注文

注文を発注する際に、反対売買注文を予約設定しておくことが可能な注文方法です。

とある株式を設定した株式で購入し、設定した株価で売却ができます。
つまり、一度の注文で買付から利益確定まで行えます。

リバース注文、Uターン注文

一度に「買い」と「売り」の注文を出せるのが特徴です。

仕事前や出掛ける前に、一度に注文を出しておけるので、売買チャンスを逃しません。

参考までに

上記の注文方法がない証券会社では、
「買い注文」を出して「購入を確認」した後に、あらためて「売り注文」を出す必要があります。

  • 通常の注文の場合。
    1. 1,000円で指値買いを注文(1回目)。
    2. 購入を確認。
    3. 1,100円の指値売り注文(2回目)。
  • リバース注文(Uターン注文)の場合。
    親注文で1,000円指値買い、子注文で1,100円で指値売り注文。

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ロスカットにも とても便利!

リバース注文やUターン注文などの反対売買は、損失を抑えるロスカットにも大変便利です。

ある株に対して「買い注文」を出し、同時に「逆指値注文」や「ツイン指値」注文を出すことにより株価の下落時の対応が可能です。

たとえば、買い注文をしたものの・・・出掛けている間に下落するのが怖い場合など。
ロスカット対策しておくことで、大幅な下落前に売却をすることができます。

マネックス証券のリバース注文によるロスカット

ワンポイント

リバース注文は、日中に取引を見られないサラリーマンでも、仕事に行く前に「買いと売りの注文」を同時に出すことが可能です。

つまり、ほったらかしでも購入から売却を行い「利益確定」や「ロスカット」を行ってくれる とても便利な注文方法です(  ̄∇ ̄)

各証券会社独自の注文方法

各証券会社で独自に用意している注文システムです。

証券会社 証券会社独自の注文方法
マネックス証券

・期間指定注文
当日中、当日前場のみ、当日後場のみ、今週中、今月中、任意の期間指定(最大30日)のいずれかの有効期間を自由に指定。

auカブコム証券

・トレーリングストップ
高値/安値に合わせてリアルタイムで逆指値注文を自動修正する自動売買。

・±指値
「始値・終値・約定価格」を基準とした注文が出せる自動売買。

・時間指定注文
「○時○分になったら」「○分後になったら」といった時間を指定して発注/訂正/取消できる自動売買。

SBI証券

・SOR注文
複数市場から最良の市場を選択して注文を執行する形態の注文方法。

SMBC日興証券
ダイレクトコース

・日興VWAPトレード
現在値を基準として、買いの場合は「以下」、売りの場合は「以上」の価格を指定し、その価格に到達した時点で「成行」または「指値」注文を発注する注文方法。

SBIネオトレード証券

・逆指値M
当日の金融商品取引所で成立した価格ごとの売買高で加重平均した価格をもとに売買する注文方法。
当日の値動きを気にすることなく平均的な価格で売買できます。

注文方法は多いほど便利です。
取引に合った注文方法を選択するように気を付けましょう。

証券会社により名称が違ったりするので、少し慣れは必要ですが…。

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