さまざまな投資法

投資資金や投資スタイルは人それぞれ。

こちらではその中の代表的な投資法を紹介します。
ご自分の性格や投資環境を考慮して自分にあった投資スタイルを見つけていきましょう。

それぞれの投資法をクリックすると説明個所へスクロールします。

-短期投資- おはよう -中・長期投資-
-その他- -オリジナル投資法-

上記で示す投資の期間は主な目安です。期間は気にせず売りたいときに売りましょう~。

デイトレードは一日で行う短期売買

デイトレードは、1日の中で株の売買を行い利益を狙う投資法です。

1日といってますが、1分の間に株の売買をすることも珍しくありません。
最近、個人投資家の間で流行っているのがこの投資法です。

中には完全に「不労所得生活」(労働を伴って働かずに生活を送ること)を送ろうと、この投資法だけで生計を立てている、または立てようとしているディトレーダーもいます。

私が思うに、投資をはじめたばかりの初心者には向いていない投資法です。
デイトレードを行うのであれば、投資経験を重ねてからやるほうがよいと思います。

なぜならば、瞬間的な売買の判断をとても必要としますので、その証券会社のシステムに慣れ、相場の動きというものにも慣れる必要があると思います。

また、デイトレードを完全にヤマ勘でやるようでは、なかなか安定した利益をとるのは難しく、博打性の高い「投機」「マネーゲーム」となってしまいます。

1.手数料を節約する

1ヶ月の中で取引回数がどうしても多くなるデイトレードの場合、その取引にかかる手数料もハンパではありません。

なるべく手数料が安い証券会社を利用して手数料を節約しましょう!

2.チャートの勉強をする

デイトレードでは、「1分足」と言われる1分間(5分足なら5分間)の中でチャートが示す動きにより、買いや売りのタイミングを見計らいます。

チャートが示すいくつかの代表的な「シグナル」がありますので、それに応じて取引をします。

各証券会社にはリアルタイムに株価の変動を示す「株価ボード」が用意されていますので、それらを利用するのも手です。

3.損切りを徹底する

デイトレードは初めに紹介したように「1日の中で株式の売買をする投資法」です。

購入した銘柄が下がってしまった場合、きちんと「損切り」を行いその日の取引を終えるようにしましょう。翌日以降、株価が下がった場合に損失が拡大する恐れがあります。

デイトレードは、「集中力」と「判断力」がとても必要になる投資法です。

数分の取引で利益を得る機会もありますが、また逆に数分で利益を失う機会もあるということを忘れないでください。

よって、「判断力」をまだ身につけていない初心者には不向きであると私は思います。
繰り返しとなりますが、デイトレードを行うのはある程度相場環境に慣れからにしましょう。

スイングトレード

スイングトレードとは、投資銘柄を短期間のうちに次々と売買する投資法です。

スイングトレードの基本は「注目されている話題株」に投資することと、それに関連する銘柄を連想して投資することです。

投資期間は短期運用が基本です。

1.注目されている銘柄に投資する

市場で話題性のある銘柄を初動(株価の動きはじめの時期)で買い、ある程度株価が上がった時点で売却する方法です。売却した資金でまた次の話題性のある銘柄などを購入します。

2013年の例でいえば「ガンホー」や「コロプラ」などのゲーム関連銘柄。

スイングトレードを行う場合は基本である短期運用を守りましょう。

あくまでも話題性があるということで、株価が上がっている場合が多いので、出来高が減り、市場の注目度が下がる前に利益確定をしっかりしましょう。

売却した資金を使って、次の話題性のある銘柄に投資していくので、

スウィング=「資金を次々回す」 トレードとなるわけです。

気をつけないといけないのは、話題株は初動で買わないと、高値掴みをする危険性が高いということです。ある程度株価が上がってしまってから購入するのは大変危険です。

話題株は短期売買目的で購入している人たちが多いので、下落時の加速もとても早いです。

2.関連している銘柄に投資する

株は「連想ゲーム」だと言われます。たとえば、

  • 猛暑になれば・・・ビール会社の株が上がる
  • 円高になれば・・・輸出関連企業が儲かる

以前「ドンキホーテの放火事件」がありましたが、その際に「スプリンクラーを製造している企業の株」も上がりました。放火に対して各企業が自社の火災被害を防ぐため、スプリンクラーを導入するんでは?といった連想から株価が上昇していきました。

下記は連想ゲームの代表的な慣用句です。私は小学生の時にこの言葉を知り関心しました。

風が吹けば桶屋が儲かる

風が吹くと砂ぼこりが出て目が見えなくなる盲人がふえる。
盲人は仕事が困難となり目が見えなくてもできる三味線をひく仕事に就く。
三味線には猫の皮が必要であるので猫を狩る。
猫が減るとネズミがふえる。
ネズミが増えると桶をかじるので桶屋が繁盛する。

ひとつの出来事から他の出来事を連想するクセをつけておくことが、スイングトレードで成果を上げるコツになります。

テクニカル投資

テクニカル投資とは、チャートやロウソク足が示すパターンや移動平均線の状態、その他さまざまな参考指標を見て売買を行う投資法です。

チャートのパターンを知っておくことで底値圏から上昇へと転じる可能性のある銘柄を購入したり、頂上圏から下落に転じる可能性のある銘柄をすぐに売却して損失を防ぎます。

相場転換を示すパターンはいくつかあり、そのパターンを知ることで売買の判断に役立てます。

  • 売られすぎ感のある銘柄をチャートで判断して購入
  • 買われすぎ感のある銘柄をチャートで判断して売却

割安株投資

割安株

割安株投資とは、指標において割安な株を購入しようといった投資法です。

この割安株投資の発展系がバリュー投資法となります。

企業の割安度を測る指標としては、PERPBRなどが挙げられます。

  • PER:10倍~15倍以下
  • PBR:1倍~2倍以下

また、それらに近いものが割安株といえます。

割安株を購入するメリットとしては、全体的な相場の下落時にでも下値は限定的だということです。また、割安感から投資家の買いが集まりやすいのがメリットとして挙げられます。

割安感が高ければ高いほど、その上昇率、リターンを得る機会は増えるというわけです。

どうやって割安株を見つけるの?

割安株を探す方法の一つとして、各証券会社が用意している「スクリーニング機能」を利用する方法があります。

スクリーニングとは、数ある企業の中からこちらが指定した条件に当てはまる銘柄を抽出すること。

割安株を探す場合にもPER15倍以下、PBR1倍以下・・・・などと条件を当てはめることにより銘柄を探し出すことができます。

当然ながら、条件を厳しくすればするほど、スクリーニングで抽出される対象銘柄は減っていきます。

また、スクリーニングで銘柄を見つけた後は、マネックス証券で無料で利用できる「IFISスコア」でカンタンに企業を分析することも可能です。

ワークマンのIFISスコア

割安なのには理由がある

割安の理由をしっかりと見極めましょう。

  1. 業績が良いのに、市場に注目されずに「割安」
  2. 業績が悪く、倒産の危険性もあり買われないために「割安」

どちらも割安ですが、意味がまったく違います。
当然、狙うのは「1」です。「2」は買ってはいけません。

成長株(グロース)投資

成長株投資とは、これから企業の発展が見込める将来性の高い銘柄に投資しよう!といった期待感がとても込められている投資法です。

グロース市場のSanSanやマネーフォーワード、メルカリなど。

成長株に投資する場合には割安度を示す指標は無視します。(PER,PBRなど)

なぜなら、成長株は先行投資により利益額が低い、または赤字となっており指標的には割高になっている可能性が高いからです。

では、なぜそんな割高になっている銘柄をみな購入するのかというと、今後の更なる成長による業績の伸びで株価が追い付くのを望んでいるから。

グロース株投資における大事な指標としては、ROEが挙げられ、株主から集めた資金をどれだけ効率よく運用しているか?が大事となります。

ねらい目としては、数年来、前年比120%以上の売り上げで推移している企業や、経常利益が赤字から もう少しで黒字に転換できそうだ!といった企業は成長性があり、投資価値があると思います。

また、自分が好きな商品・サービスはこれから益々伸びるだろう!と考えて先行投資するのも成長株投資とよべるのかもしれませんね。

どうやって成長株を見つけるの?

成長株を探す方法も割安株と同じく、各証券会社が用意している「スクリーニング機能」を利用する方法があります。

成長株を探す場合、ROEや売上高伸び率、経常利益伸び率などといった条件を当てはめることにより銘柄を探し出すことができます。

参考までに

グロース株の中でも成長率の高いハイパーグロース株を探す場合。

スクリーニングの一例として、下記の条件でスクリーニングします。
ちなみに、ハイパーグロース株は先行投資で赤字のことが多いので、経常利益などは検索条件に含めない方がいいかもしれません。

グロース株のスクリーニング

通常のグロース株を探す場合、下記の条件を追加するともう少し経営基盤が安定した企業を探すことができます。

  • 自己資本比率:50%以上
  • ROE:10%以上
  • 時価総額:500億円以上

ハイパーグロース株は個人投資家に人気。機関投資家は買いづらい

ハイパーグロース株は個人投資家に人気があります。

大きな運用資産を持っている機関投資家は、顧客のお金を運用していることが多く、将来性が高いと見込まれるものの、赤字体質の企業の株は買いづらいです。(顧客や上司に説明できる理由が乏しい為)

一方、個人投資家は自身の判断で購入し、また余裕資金の場合は、長期間で保有できるので、ハイパーグロース株を購入しやすいです。

こちらのハイパーグロース株。
先行投資で赤字のことが多いですが、損益分岐点を超え黒字化し着実に成長することで、機関投資家も買いやすくなります。つまり、株価が上昇しやすくなります。

ハイパーグロース株は株価下落のリスクが高いですが、機関投資家が買えるくらいに成長してきた際に、大きな利益を見込めます。

バリュー投資

バリュー投資とは、本来の価値を市場に認められていない銘柄を発掘して、その銘柄が市場に認められるまで保有しておこうという投資法です。

基本的なスタンスは長期投資。

バリュー投資で利益を得るスタイルとは、市場が見放している時期(株価が安い時期)にその銘柄を仕込んで、市場が注目して人気が出て買いが集まる時期(株価が高い時期)に売り利益確定します。


例えるならばメジャーリーガーとして大活躍したイチロー選手。

イチロー選手がまだ人気を得ていない時期に、オリックスの2軍より見出し1軍に採用し愛称をつけ、現在の活躍までに押し上げた当時の監督、仰木監督。

今のイチローが
2軍選手だった
注目されていない時期
(本来の実力[価値]に気づいていない)
1軍に採用し 本来の実力を算出し、採用する
現在の活躍 周りから注目を浴び始め人気が出る
(本来の実力「価値」が認められる)

となるわけです。

オリックス仰木監督の前監督はイチローの実力[価値]に気づかず2軍としてプレイさせていたんです。こういったことが、プロ野球でもあったように株式市場においても起こっています。

本来の企業価値が市場においてまともに評価されていない銘柄

これを見つけるのがバリュー投資の醍醐味です。

ただし、イチローも下積み時代(無名時代)があったように、バリュー投資も注目されるまでは気長に待たないといけません

どうやってバリュー銘柄を見つけるのか?

イチローの実力を図る一つとして、バッティング成績などを「成績表」として実力を図るのと同様に、上場している企業には「財務諸表」があり、企業の実力を知るためのさまざまな指標が載っています。

経常利益はいくらか?予算に対してどうか?前年よりは良いか?
借金はあるのか?手元に現金はあるのか?大株主はどこか?設備投資しているか?・・・などなど。

企業の体質・本質を図る指標を見ながら、本来の企業価値より安い株価と判断し、購入へ。
財務諸表のような指標は証券会社にログインすることで「四季報情報」を見られます。

また、マネックス証券の銘柄スカウターで、通期業績推移や財務内容をチェックできます。

2497のキャッシュフロー推移

時間分散投資

時間分散投資とは、購入予定の銘柄を一度にすべて購入するのではなく、2回以上に分けて購入(売却)する投資法です。

相場は自分の予想通りには動きません。購入(売却)した後に、その時決断した判断が正しかったのか間違いだったのかは、後になってみなければわかりません。

そこで、対象銘柄を購入(売却)しようと思った際には、一度にすべて購入(売却)するのではなく回数を分けて購入(売却)しようというのが時間分散投資です。

相場の格言にも「売り買いを一度にするは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし」があります。

打診購入することにより、最初の購入時からの値動きを見て残りの銘柄をどうするのか、判断することができます。

特に購入の際に時間分散投資をするのは有効で、購入することにより、その対象銘柄に関する情報が耳に入りやすくなりますので、一度に購入するよりも的確な判断をすることができます。

時間分散投資の方法

最も簡単な方法としては、「毎月決まった日に買い増しする」という方法があります。
もちろん、毎月でなく三ヵ月ごとでも数年ごとでも自由です。

要は「約束の期間」で買うというルールにのっとることにより、余計なことを考えずに追加購入することができます。

預金で言えば、毎月一定金額が貯金される、積立預金のようなものです。

カブスルはワン株で毎日買っている

カブスルのメイン証券会社のマネックス証券では、単元未満株のワン株の取引手数料が無料です。

通常、株式投資は100株単位で売買を行いますが、ワン株だと1株から株を購入できます。

単元未満株では購入資金を安く抑えられる!

取引手数料無料で購入金額も低く済みますので、カブスルは積極的に活用しています。

ミリオネア投資法

ミリオネア投資法?聞いたことありますでしょうか?
ないですよね~。それもそのはず、私が勝手に名づけました(//∇//)

どういう投資法かというと上昇相場で確実に利益を確定させていこう!という投資法です。

昔のテレビ番組のミリオネアってクイズ番組をご存知でしょうか?

1万円⇒2万円⇒3万円⇒5万円⇒10万円⇒15万円⇒25万円⇒50万円⇒75万円⇒100万円⇒150万円と、参加者がクイズに答えるたびに、もらえる賞金額が上がっていきます。

クイズに外れた時点で賞金が没収となるわけですが、「最低補償額」というものが設定されており、5問以上正解したら10万円が保証され、10問以上正解したら100万円が保証されます。

つまり、

1~5問目で間違えたら ・・・ 賞金は0円
6~10問目で間違えたら ・・・ 賞金は10万円
11~15問目で間違えたら ・・・ 賞金は100万円

となり、一定以上問題に解答することができたら、必ず賞金がもらえるというわけです。

この仕組みをマネックス証券などの「逆指値」を利用して投資に当てはめると、

(例)A銘柄を購入 10万円(損益分岐)。上昇トレンド形成中

    • A銘柄5%上げる 株価 105,000円
    • 逆指値「100,000円」に設定
    • 下落し売却しても 損失はなし
  • A銘柄10%上げる 株価 110,000円
    • 逆指値「105,000円」に設定
    • 下落し売却しても 5%(5千円)の利益は確保できる
    • A銘柄15%上げる 株価 115,000円
    • 逆指値「110,000円」に設定
    • 下落し売却しても 10%(1万円)の利益は確保できる

カブスルは上昇相場では、持ち株の株価が上がるたびに「逆指値」の発動条件価格を引き上げています。よって、株価が上がるたびに「保証される利益」が増えました。

株価上昇

最も、この投資法は

  • 株価の上下が激しすぎる
  • 下落相場
  • 長期投資をしようとしている

場合は向いていないと思います。
あくまでもゆっくりと上昇相場を形成している銘柄での実践が向いてます。

含み益は利益ではありません。
確定してこそ初めて「利益」となるんです

昔は利益確定が遅くなり、利益を取り逃していたので、現在は利益確保を最重視して投資しています。

逆大衆心理投資法

大衆心理・・・みなが一斉に同じ感覚/方向を向くこと。

株式投資の世界においては、この「大衆心理」が株価に及ぼす影響は見過ごすことができないものとなっています。

事例として、ある企業をテレビなどのメディアが取り上げることにより、株価が翌日にドーンと上がるケースがあります。これはテレビなどのメディアを見た個人投資家などが、影響を受けて、その銘柄に買いが集まるというわけです。

では、逆大衆心理投資法って何をするの?

大衆心理の逆をいく・・・

つまり、みなが買っていればこちらは売る
みなが売っていればこちらは買うといった投資法です。

みなが買っていれば・・・というのはすでに持ち株として保有していなければ意味がないので、ここでは誰でもできるみなが売っているときにこちらが買うといった投資法を紹介します。

投げ売り

株価が下げる原因の中には、直接その企業の業績や経営状態に関係ない理由で株価が暴落することがまれにあります。

ドンキホーテの放火事件

私が投資をはじめた2004年12月に起こったドンキホーテの放火事件もその一例です。

当時、ドンキホーテで埼玉の2店舗が放火による火災に遭いました。
その当時の株価は6,500円台を推移していましたが、放火の影響によりその数日後には株価は5,000円割れを記録しました。放火の影響でその不安から銘柄を売却し「売りが売りを呼ぶ展開」となり株価は売られすぎ感のあるところまで下げました。

ドンキホーテ側には「圧縮陳列」といった過失はあったものの、火災による業績の落ち込みは犯人による「放火」が直接的な原因でした。

ドンキホーテ

逆大衆心理とは、そういった「みなが売ってしまおう!」と思っている時期に「こちらが買う」投資法です。

株価回復の見極めが大事

ここでは「なぜ下げているのか?」の見極めが大変重要になってきます。

業績の下方修正や製品のトラブル、安全性の問題などで下げる場合には、業績や経営に関係する問題なので今回の逆大衆心理投資法は使えません。

今回のケースでもタイミングをうまく合わせて5,000円で買うことができたらなら、約4ヵ月後には株価は6,500円まで株価を戻していますので、差額,1500円ものリターンを得ることができる計算になります。
単元株は最低100株ですから短期間で約15万円のリターンを得れたというワケですね。

この逆大衆心理投資法では、目標株価は下落前の株価を目安として取り組んだ方がよいと思います。

その他にも不正アクセスによる「個人情報流出」なども、企業の管理体制に問題もあるかとは思いますが、直接の原因は犯人による不正アクセスが原因です。こういった内容で株価がドーンと下落する場合にも逆大衆心理投資法は使えると思います。

他にもパターンはいくつか存在しますが「なぜ、下がっているのか?」の見極めが肝心です。

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