スクリーニングで欲しい株を見つけよう

スクリーニングとは、指定した条件による銘柄の抽出のことです。

スクリーニングすることで、数ある上場企業の中から条件にあう銘柄をカンタンに探せます。

  • 高配当の株
  • 割安に放置されている株
  • 優待を発行している株

こういった単純なスクリーニングはもちろんのこと、PERやPBR、自己資本比率、売上成長率などの指標の条件を入力するこにより、

  • 売上高が伸びつつも、割安な株価
  • 高配当株でありながら、自己資本比率が高く長期投資に向いている

などなど。
条件を加えることにより、深く銘柄を絞ることも可能です。

株式投資は知名度の高い銘柄だけでなく、スクリーニングにより隠れた銘柄を探すのも楽しみのひとつです。

ネット証券会社の口座開設で利用できる

スクリーニングは、ネット証券会社であれば、ログインすることで無料で利用できます。

ネット証券会社は、顧客に便利なツールを無料または有料で提供しています。

スクリーニングは、銘柄探しの基本的なもので、各証券会社で無料で利用できます。

スクリーニングの設定例をいくつか紹介!

スクリーニング(条件検索)を利用しよう!と言われても、株初心者は条件の設定の仕方が分からないと思いますので、いくつかの例をご紹介します。

高成長かつ割安な株を買いたい!

企業が成長を続けると、株価も堅調に上昇します。

売上高や利益が堅調に伸びている株を探すときの、スクリーニングの設定例です。

スクリーニングの条件設定

  • 売上高(前期比):10%以上
  • 経常利益(前期比):10%以上
  • 売上高(前期比・予想):10%以上
  • 経常利益(前期比・予想):10%以上
  • PER:25倍以下

PERは割安度を図る指標です。

高成長を続けている株はみな購入するので、PERは高くなっていることが多いです。

スクリーニングで見つかった件数が少ない場合、PERの数値を30倍以下などにゆるめたり、前期比の数値を下げる、対象株が増えます。

2020年8月25日に同条件でスクリーニングを行った結果、23件が該当しました。
ベネフィットジャパン(3934)や、ビーグリー(3981)など。

高配当で長期投資に向いている株を買いたい!

株式投資の魅力のひとつである配当金。
長期間、配当金を安定的にもらえると、資産運用が安定します。

財務内容がよく、配当利回りが高い株を探すときの、スクリーニングの設定例です。

スクリーニングの条件設定

  • 配当利回り(予想):3%以上
  • 自己資本比率:70%以上
  • PBR:1.2倍以下

自己資本比率は財務の健全性を図り、PBRは割安度を図る指標です。

財務内容が安定していると、配当金を安定的にもらいやすくなります。

上記の設定内容に、売上高(前期比)や経常利益(前期比)などをつけ加えると、より厳選された対象株となります。

2020年8月25日に同条件でスクリーニングを行った結果、79件が該当しました。
SANKYO(6417)や、イエローハット(9882)など。

売られ過ぎじゃないかと思われる株を買いたい!

株価は、業績だけで動くわけではありません。

世界情勢や様々な思惑、ときには対象企業に関係ない事象でも動きます。(大衆心理で動く)

業績が良いのに売られている・・という株をたまに見かけますが、そういった株をみつけやすくするスクリーニングのの設定例です。

スクリーニングの条件設定

  • RSI(14日間):売られ過ぎ(30%以下)
  • 経常利益(予想):0.01億円以上
  • 経常利益(前期比):3%以上
  • 経常利益(前期比・予想):3%以上
  • 売上高(前期比・予想):3%以上

RSIはテニクニカル指標で、20~30%を売られ過ぎ、70%~80%を買われ過ぎと判断します。
(同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けたもの)

2020年8月25日に同条件でスクリーニングを行った結果、0件が該当しました。
コロナショック時など、変動が大きい時に有効なスクリーニングです。

アナリスト(プロ)の評価が高い株を買いたい!

アナリストとは、企業分析や市況分析のプロです。

そのプロの評価が高い株を探すときの、スクリーニングの設定例です。
こちらは、マネックス証券じゃないと項目がないかもしれません。

スクリーニングの条件設定

  • レーティング:1.5以上
  • アナリストの数:5以上

アナリストの数は多いほど、レーティングの信用性が高まります。

レーティングの数値は上げると、より厳選された対象株となります。

2020年8月25日に同条件でスクリーニングを行った結果、65件が該当しました。
ソニー(6758)や、Zホールディングス(4689)など。

カブスルのスクリーニングの入力例

スクリーニングは銘柄選びの基本であり、カブスルも初心者のころから現在まで利用しています。

マネックス証券によるスクリーニングの例です。

1. 条件を入力する

ログイン後、上部の「投資情報」→「スクリーニング」から利用できます。

スクリーニングによる条件入力

カブスルは、割安度が高く長期投資に向いてそうな銘柄への投資が多いので、下記のように設定しています。

  • PER 5倍以上~15倍以下
    10倍以下ならかなり割安です。
  • PBR 0.5倍以上~1.5倍以下
    1倍で企業価値と同等。通常は1倍以上ですが、それ以下なら割安。
  • ROE 5%以上
    株主から集めた資本に対してどれだけ利益を出しているかの割合。
  • 経常利益伸び率 5%以上
    会社の将来性を判断する指標。利益が順調に延びている5%伸びている企業は優良企業。

2. 抽出結果を確認する

スクリーニングをかけると、294件の銘柄が抽出されました。

スクリーニングによる抽出結果

PERなどの数値条件を厳しくしたり、他の項目(投資金額など)を条件に加えることにより、さらに結果を絞りこむことができます。

右側の「登録(+)」ボタンを押すと、マーケットボードに登録されます。
気になる銘柄は登録して後でチェックしましょう。

マーケットボードは上部メニューの「投資情報」⇒「マーケットボード」にあります。

3. 銘柄をさらに詳しく調べる

マネックス証券では、企業を数値で分析しているIFISスコアを見ることができます。

割安性や財務健全性などの各項目が数値化(100点満点)され、業界平均値と比較するのがカンタンになり、大変便利です。

IFISのスコア分析

ワンポイント

点数は100点満点となっており、点数が高いほど高評価となっています。
黒が業界平均で黄色が対象企業のスコアになります。

上記のIFISスコアは「ホクリヨウ(1384)」ですが、成長性は高めの「85」、株価の割安性は「64」で成長期待株と言えます。
財務健全性も「72」とやや高いので倒産などの心配は少ないです。

IFISスコアは「66」で同業他社の「52」に比べて総合ポイントは上となっています。

・・・といった内容が数値で確認できるので とても便利です。

銘柄スカウター

さらに、銘柄スカウターを利用することで、過去の業績の推移や財務健全性の推移などを確認して、買いたい株を選んでいます。

スクリーニングは、銘柄を見つける為の抽出機能。

みつけた銘柄を、さらに詳しく調べることで、納得して購入に結びつけることができますよ。

参考までにマネックス証券でスクリーニングを行っている動画です。

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