つなぎ売りで株主優待のタダ取りを行う

それでは、株主優待をタダ取りする方法であるつなぎ売り(クロス取引)について説明します。

ポイントは3つです。

  1. 同じ銘柄を、
  2. 同じ時間に、
  3. 同じ株数を売買する。

信用売りを利用した つなぎ売りを確実に行うには、寄付きで「買い」と「売り」の成行注文を出すことです。

つなぎ売りとは

信用売りを利用した つなぎ売りには、決まった方法があり、ルールを間違えると不公正取引(仮装売買)に該当する場合がありますのでご注意を。

株主優待銘柄でつなぎ売りを行う

株主優待のタダ取りでは、

  • 「現物取引」 の 「買い注文」
  • 「信用取引」 の 「信用売り(空売り)」

同時に売買注文をだして、つなぎ売りを行います。

同時に売買を約定させるのに確実なのは、寄付前(株式市場がはじまる9時前)に、成行注文で買い注文と売り注文を出しておくことです。

同時に約定させるのが目的なので、後場寄り付き前でも大丈夫です。
前場終わり(11:30)から、後場がはじまる(12:30)間の時間に売買注文。

権利付き最終日までに、(当日でもOK)

  • A銘柄 「100株」を「2,000円」で「現物取引の買い注文」
  • A銘柄 「100株」を「2,000円」で「信用取引の売り注文(空売り)」

権利落ち日に、

信用売りを現物株で決済する(現渡し)

上記の取引を行うと、つなぎ売り(クロス取引)で購入した株は決済され、株主優待の権利(株主権利)を獲得することができます。

権利落ち後に決済する

優待タダ取り目的で売買した株は、株主権利(株主優待の権利)が確定したら、決済しましょう。

信用売り(空売り)で取得した株は、現物株を現渡しすることで決済されます。

信用売りを現物株で決済する(現渡し)

各証券会社の決済方法は、下記の参考記事にて書いています。

同時に取引しないとどうなる?

信用取引の売建て(空売り)を利用したつなぎ売りは、同一銘柄・同一株数・同一価格が原則です。

では、これを同時に行わないとどうなるかというと・・・

仮装売買という不公正取引にあたる可能性があります。

寄付以外に当該注文を発注した場合は、現物買注文と信用新規売建注文が同じ価格で約定しないことや、不公正取引(仮装売買)に該当することがあります。

株主優待を目的とした「つなぎ売り」について教えてください。(松井証券)

いわゆる「見せ玉」による相場操縦を防ぐ目的があります。

一般的な個人投資家には、相場操縦をおこすような資金力はないと思われますが、ルールとして定められていますので、優待のつなぎ売り(クロス取引)を行う際は、注意しましょう。

つなぎ売りとクロス取引の違い

優待タダ取りを説明するのに、各証券会社で「つなぎ売り」と説明しているところもありますし、「クロス取引」と説明していることろもありますので、参考までに2つの用語の違いです。

  • クロス取引とは、同時に同じ銘柄を同じ株数、売買注文することです。
  • つなぎ売りとは、保有している現物株を売らずに、信用売りをすることです。

本来の意味は違うのですが、優待タダ取りではどちらの言葉も利用されています。

優待タダ取りの仕組みを考えると、つなぎ売りではなくクロス取引に近い気がします。
(つなぎ売りの方が利用されている機会が多いのでカブスルでも採用しています)

権利落ち日の下落の影響を受けない

権利落ち日に株価が下落すると、「現物株では損失」が出ますが「信用売りでは利益」が出ているので 実質的に損失がなくなります。

これが「株主優待のタダ取り」と言われる「ゆえん」です。

ところが、実際には「現物株を購入した時の手数料」が発生していますし、「信用売りにもさまざまな手数料」が発生します。

こちらに関しては次項「株主優待タダ取りのリスクや手数料は?」で詳しく説明します。

知らないと思わぬ損失を出す恐れもありますのでぜひ、チェックしてください。

姉妹サイト

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