SQの決済日は朝の気配値が高め/安めになりやすいので注意!
SQとは、先物取引やオプション取引などの最終決済に使われる特別清算数値のことです。
SQ決済日の寄り付き前の気配値は、前営業日よりかなり高め/安めになっている場合があります。
朝の気配値(9時前)を見て慌てて取引すると、思わぬ損をすることもありますのでご注意を。
先物やオプション取引は決済日が決まっている
先物やオプション取引は、〇月限月と決済期日が指定されています。
決済日における決済価格がSQ(特別清算数値)です。
日経225先物やTOPIX先物などは、主に「3月、6月、9月、12月」の限月が意識されます。
日経225オプションは、毎月第2金曜日がSQ日です。
各銘柄は、当該限月の第2金曜日(SQ日)の前営業日まで取引が可能ですが、その日までに決済しなかった場合、第2金曜日のSQ値で自動的に清算されます。
225先物3月限の場合、取引最終日は3月第2金曜日の前営業日、SQ日は3月の第2金曜日
SQ決済日は大口の売りや買いが出やすく、日経平均構成銘柄の寄り付き前の気配が、前営業日と比べて大きく振れることがあります。
また、SQをきっかけに相場の流れが変わるように見える場合もあります。
(堅調に上昇していたのに下落に転じるなど)
SQの決済日の朝の気配値は高め/安めになりやすい
SQ決済日の朝は、買い注文または売り注文が一方に大きく偏り、ストップ高気配・ストップ安気配のように見えることがあります。
気配値とは、売買が成立する前に表示される売り注文・買い注文の状況や、約定しそうな価格の目安
ただし、始値がつく9時前に気配値は正常に戻る場合が多いです。
よって、朝の気配値をみて慌てて注文(買い増しや損切り)しないようにしましょう。
日経225先物や日経225オプションのSQ値は、第2金曜日の日経平均株価の構成銘柄の始値をもとに計算されます。
なぜストップ高気配・ストップ安気配のように見えるの?
SQ日の朝は、先物やオプションの決済に関係する注文が、寄り付き前に入りやすくなります。
そのため、買い注文や売り注文が一時的に大きく偏り、ストップ高気配・ストップ安気配のように見えることがあります。
買い注文が売り注文を大きく上回る場合
→ ストップ高気配のように見える
売り注文が買い注文を大きく上回る場合
→ ストップ安気配のように見える
ただし、寄り付き前の気配値は、まだ実際に売買が成立した価格ではありません。
9時前に注文が変更・取消されたり、反対側の注文が増えたりすることで、通常の気配値に戻る場合もあります。
つまり、SQ日の朝にストップ高気配・ストップ安気配のように見えても、その価格で寄り付くとは限らないということです。
たとえば、寄り付き前にストップ安気配のように見えても、9時前に注文状況が変わり、通常の気配に戻ることがあります。
そのため、SQ日の朝は気配値に驚いて慌てて売買せず、実際に寄り付くまで落ち着いて確認することが大切です。
特に、日経平均への寄与度の高い値がさ株(株価が高い株)は、気配値が大きく振れやすいです。
ファーストリテイリング(9983)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)など。
本日はSQ決済日の影響で、
— かつさんど@FIRE トチクモ(不動産クラファン比較サイト)運営者 (@katsusandokatsu) May 9, 2024
8035東京エレクトロン、9984ソフトバンクグループ
などがストップ安気配になっていますが、
寄付までに通常の気配に戻ると思われます https://t.co/R08WAu1Ad5
SQがあったこの日の始値は、東京エレクトロンもソフトバンクGも、ストップ安どころか前日比プラスで始まりました。気配値だけ見て焦って取引された方は思わぬ売買になった可能性があります。
2026年のSQ決済日
SQの決済日は、各限月取引の該当する月の第2金曜日に行われます。
(第2金曜日が祝日の場合は前営業日)
日経225miniとオプション取引、日経225先物のSQ決済日はこちら。
| 月 | 日経225mini オプション取引 |
日経225先物 TOPIX先物 (メジャーSQ) |
|---|---|---|
| 1月 | 1月9日(金) | |
| 2月 | 2月13日(金) | |
| 3月 | 3月13日(金) | 3月13日(金) |
| 4月 | 4月10日(金) | |
| 5月 | 5月8日(金) | |
| 6月 | 6月12日(金) | 6月12日(金) |
| 7月 | 7月10日(金) | |
| 8月 | 8月14日(金) | |
| 9月 | 9月11日(金) | 9月11日(金) |
| 10月 | 10月9日(金) | |
| 11月 | 11月13日(金) | |
| 12月 | 12月11日(金) | 12月11日(金) |
3月、6月、9月、12月は、株価指数先物とオプション取引のSQが重なるため、メジャーSQと呼ばれています。
メジャーSQとその前日は、先物とオプションの決済に関係する取引が活発になりやすく、市場で注目されやすい日です。
SQに関するQ&A
SQ値と日経平均株価は同じですか?
いいえ、必ずしも同じにはなりません。
SQ値は、日経平均株価の構成銘柄の始値をもとに算出される特別な清算数値です。そのため、ニュースなどで見る通常の日経平均株価とはズレる場合があります。
SQ日は毎月ありますか?
はい。日経225オプションは、毎月第2金曜日がSQ日です。
3月、6月、9月、12月は先物とオプションのSQが重なるため、メジャーSQと呼ばれています。
SQ日の朝は必ず株価が大きく動きますか?
必ず大きく動くわけではありません。
ただし、SQ日の朝は先物やオプションの決済に関係する注文が入りやすく、寄り付き前の気配値が大きく振れることがあります。
寄り付き前にストップ高気配やストップ安気配でも慌てなくていい?
慌てて売買しないほうがよいです。
寄り付き前の注文は9時前に変更・取消されることもあり、実際に寄り付く頃には通常の気配に戻る場合があります。
日経225ミニオプションのSQも第2金曜日だけですか?
いいえ。日経225ミニオプションには、水曜日や金曜日に満期を迎えるものもあります。
ただし、この記事では個人投資家にも話題になりやすい、毎月第2金曜日のSQを中心に説明しています。
以上、SQ決済日についてカンタンに紹介しました。
「SQの日の朝の気配値には気をつけろ!」ということだけ言いたかったので、SQについては詳しく説明しておりません。
下記の記事などが参考になるかと思いますので、詳しく知りたい方はどうぞ。
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