みずほFGが行う株式併合とは?株式分割の逆で株をまとめること

「株式併合」という言葉をきいたことがあるでしょうか?

株式併合とは、企業が発行済み株式数を減らすために、複数の株式を1株に統合することです。

分かりやすくいえば、株式分割の逆です。

株式分割は保有株数が増えるので、特に何も意識しなくて良いんですが、株式併合は持ち株が減ることにより、これまであった議決権を失ったり、100株未満の単元未満株や端株が発生します。

みずほFG(8411)が、株式併合を行います。効力発生日は2020年10月1日。

定款の一部変更および株式併合に関するお知らせ

株式併合における注意点や、100株保有している場合、1株保有している場合にどうなるのかも、みずほFGを例として紹介します。

1株から株を買えるネオモバの閲覧・ポイント購入ランキングでみずほFGは一位です。
(2020.5.16時点)

株式併合とは?

株式併合とは、複数の株式を1株にまとめる(併合)することです。

企業が次のように発表し、その数か月後に実施されます。

株式を▲月▲日付けで、★対★の比率で併合する。

比率に沿って、保有している株数は減り、株価は上がります。

(例)株価 200円の株式を400株保有していた場合。(8万円分)

「1:2 の比率」で株式併合が実施されると、

  • 保有数:400株 → (併合後)1/2の200株の保有に。
  • 株価:200円 → (併合後)2倍の 400円の株価に。

株式併合後、株価は2倍になりますが、保有株数は半分になります。
つまり、200株 × 400円 = 8万円 となり、併合前と資産価値は変わっていません

株式併合前と併合後に保有資産は変わりません。

よく耳にする「株式分割」と逆と覚えると、理解しやすいと思います。

みずほFGは1:10の株式併合

みずほFGの発表内容です。

10株につき1株の比率(以下、「併合比率」といいます。)をもって併合いたします。(2020年9月30日の株主名簿に記載または記録された株主さまの所有株式数が基準となります。)

定款の一部変更および株式併合に関するお知らせ

2020年9月30日の保有株数や株価が株式併合され、10月1日に持ち株に反映されます。

みずほFGの、5月15日の株価は120.2円。
例として、9月30日に120円で終値を迎えれば、10月1日に株価は10倍の1,200円に。

一方、持ち株は次の通りに。

みずほFGの株式併合資料1
(みずほFGより)

議決権とは、株主権利のひとつで株主総会で行われる決議において、投票する権利です。
基本的には、一単元(100株)につき、1つの議決権が与えられます。(役員の決定など)

上記の表をみると分かりますが、株式併合後に100株以上保有していると議決権がありますが、100株未満だと議決権は得られません。
つまり、株式併合前に1,000株以上保有していないと議決権はなくなります。(議決権も1/10に)

みずほFGの配当金は変わらない

配当金は、1株あたり〇円というかたちで支払われます。

株式併合が行われると保有株数が減るので心配になると思いますが、みずほFGの配当金の支払い額は調整され、変わりません。

本株式併合により株主さまのご所有株式数は10分の1となりますが、株主さまにおいて本株式併合によりご所有 株式の 経済的価値の変動が生じないよう、本株式併合の効力発生後には1株あ たりの配当金を調整させていただく予定です。本株式併合を理由に受け取り配当金の総額が変動することはありません。

株式併合を行うと単元未満株や端株が発生しやすい

株式併合を行うと保有株数が減る為、効力実行後に単元未満株や端株がでやすくなります。

単元株 100株で一単元。株の売買の基本。
単元未満株 1株以上で100株に満たない株のこと。
一部の証券会社で売買可。(単元未満株とは
端数株式(端株) 1株に満たない株のこと。証券会社を通じた売買不可。

株式併合を行うと議決権が失われる場合もあり、株主総会の特別決議が必要となります。(株式分割は普通決議)

みずほFGの株式併合資料1

みずほFGの図でいうと、例5が分かりやすいです。

  • 226株を保有。株式併合後には、
    • 単元未満株が22株。
    • 端株(端数株式)が0.6株。

ちなみに、2つあった議決権はゼロになります。

発生した単元未満株はどうする?

みずほFGでは、下記のように記載されています。

例2、3、5、6に該当する場合:本株式併合により発生する単元未満株式(例2は70株、例3は34株、例5は22株、例6は5株)につきましては、ご希望により、「単元未満株式の買取」制度または「単元未満株式の買増」制度をご利用いただくことで、単元未満株式を解消することができます。

株式併合は、買い増して100株(単元株)にするか、単元未満株を売って解消。

詳しくは、お使いの証券会社またはみずほ信託銀行までお問い合わせください。

  • 株主名簿管理人:みずほ信託銀行株式会社
    • 電話0120-288-324(フリーダイヤル)
    • 受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を除く)

株式併合で発生した単元未満株の各証券会社の取扱いについて

みずほFGの株式併合で発生した単元未満株の取扱いについて、各証券会社に確認してみました。(2020.5.18時点)

みずほFG(8411)が10月に株式併合を行いますが、御社で100株保有している場合、10株に併合された株は単元未満株サービスに反映されますでしょうか?
その場合、売却はどのようになるのでしょうか?

各証券会社の返答です。

  • マネックス証券
    単元未満株のワン株として売買可能。
    売り注文は約定代金×0.5%(最低48円/税抜)
  • auカブコム証券
    単元未満株のプチ株として売買可能。
    売り注文は約定代金×0.5%(最低48円/税抜)
  • SBI証券
    単元未満株のS株として売買可能。
    売り注文は約定代金×0.5%(最低50円/税抜)
  • 松井証券
    端株として口座に掲載。
    売り注文は約定代金×0.6%(税抜/最低なし)
  • 楽天証券
    単元未満株の買取請求の取り次ぎ。1件につき330円/税込
  • SMBC日興証券
    100株未満分は「単元未満株」で保有。
    売買は電話注文のみ。※手数料は1.265%(最低5,500円)×案分

1株から株を購入できる単元未満株サービスを展開している証券会社は、そのまま単元未満株サービスを利用できるようです。

SMBC日興証券は、キンカブなどではなく「単元未満株」として取り扱われるようです。

売却注文は電話注文のみ。
少しややこしいのですが、手数料は保有している株数に応じて変わります。(案分計算)

  • 50株保有している場合。
    5,500円 ÷ 2 = 2,750円
  • 10株保有している場合。
    5,500円 ÷ 10 = 550円

各社に質問しましたが、やはり返答がいい証券会社はいつも良いです。

1株未満の端株は代金が分配される

1株未満(0.1株~0.9株)のは売買できません。

株式併合を行った企業が買取りまたは売却処分し、その代金を株主に分配します。

私たちが何か行動を起こす必要はありません。

株主は株式併合前にどうすればいい?

1,000株単位で保有している株主は、特になにも行う必要がありません。(例1と例4)

みずほFGの株式併合資料1

100株単位で保有している株主は、単元未満株が発生します。(例2の場合は70株)

株式併合により単元未満株が発生するのが嫌であれば、300株を買い増して8,000株にするか700株を売却して7,000株の1,000株単位にしておくと、単元未満株が発生しません。

10株未満の株を保有している株主は、株式併合後、端株が発生します。(例7)
株式併合後に端株分の代金をもらうか、10株以上購入して単元未満株に、もしくは1,000株以上購入して単元株を目指します。

カブスルはみずほFGを1株保有しています。このままにして代金をもらおうと思っています。
その後、10月1日の株式併合以降、改めて1株を購入する予定です(笑)

株式併合を企業が行う理由

東証では、推奨される投資金額として「5万円以上~50万円未満」が望ましいとしています。

また、株式併合を行うと発行済株式数を減らせるので、そちらも理由として大きいと思われます。

参考までに

こちらは企業が公表することはありませんが、

株価が100円に満たない株式は、通称 ボロ株と呼ばれ良い印象がありません。

株価が100円を下回ることを避けるために、行われることもあるように思います。

みずほFGの理由

みずほFGの株式併合の目的は下記。

当社の2020年3月31日現在の発行済株式総数は、約253億株となっております。これは銀行業の中で最も多いだけではなく、東京証券取引所市場第一部の上場企業の中で最も多い状況にあります。また、当社の株価は119.8円、投資単位は11,980円(2020年5月14日現在)であり、東京証券取引所の有価証券上場規程において望ましいとされる投資単位の水準である「5万円以上50万円未満」の範囲を大幅に下回っております。
このような状況を改善するため、今般、本定時株主総会において株主の皆さまのご承認をいただくことを前提に、10株を1株に併合する株式併合を実施することといたしました。

みずほFGも株式併合を行う事で、東証が求める投資水準に戻したいという意図があるようです。

カブスルの邪推

カブスルの個人的な意見(邪推)としては、株主数を減らしたいんだと思います。

資料をみると、100株未満の株主が46,165名もいます。1,000株未満だと約30万名。
株主が多すぎると、管理コストも上がります。

みずほFGの株式併合資料2

2020年5月15日時点の株価は1株120円。

単元未満株サービスを展開している証券会社で、120円で購入できます。

さらにネオモバは、Tポイントで株を購入することが出来ますし、毎月 ポイントを200Pもらえます。

つまり、ポイント利用で みずほFGの株主になれますし、実際にランキングに反映されています(笑)

みずほFGの株式併合資料3

株主数が増えるのは企業にとっては喜ばしいことですが、1株株主が増えることはコストの増大につながり、嫌がられるかもしれません。

カブスルは、1株購入は買いやすく、また投資資金が少なくても より多くの企業の株が買えるので、株初心者におすすめだと思っています。取引の経験がしやすいですよね。

また、投資歴16年の初心者ではないカブスルもみずほFGを1株保有しています。
1株保有ってハマると楽しいです(  ̄∇ ̄)

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